
新刊を中心に、今月のおすすめ輸入楽譜をご紹介!
情報更新日:2025年11月14日
鍵盤楽器
ラヴェル:ラ・ヴァルス/原典版/Jost編/Giltburg運指 【輸入:ピアノ】
ヘンレ社
ラヴェルが「ウィーン・ワルツの頂点を極めたような作品」と語った《ラ・ヴァルス》。第一次世界大戦を経て構想を実現し、管弦楽版と並行してピアノ独奏版、2台ピアノ版も作曲しています。これらは単なる編曲ではなく、音楽的に独立した作品です。今回初めて、ヘンレ原典版として出版されました。
2025年新刊
ブクステフーデ:オルガン作品全集 III/1、III/2/原典版 【輸入:オルガン】
ブライトコプフ&ヘルテル社
聖歌に基づくオルガン作品を収めた作品全集。幻想曲、変奏曲、リチェルカーレなど多彩な形式に加え、聖歌トッカータの様式も展開しています。2巻構成で実用性を重視し、柔軟な声部配置や譜めくりの工夫も。III/2には装飾様式や作曲家の活動拠点にあるオルガン情報も収載。
2025年新刊
声楽・合唱
シューマン:女の愛と生涯 Op.42(独語)/原典版/小澤和子編 【輸入:ヴォーカルとピアノ】
ヘンレ社
シューマンが最も幸福だった時期に書かれた《女の愛と生涯》は、クララとの結婚直前の情感が反映された作品です。初版以来、男女問わず多くの歌手に愛され続けています。オリジナルは中声ですが、今回新たに高声・低声の移調版がヘンレ原典版から出版されました。
2025年新刊
コリアー:世界よ、おお世界よ/無伴奏混声四部合唱用(オリジナル版)(英語) 【輸入:合唱】
ブージー&ホークス社
ジェイコブ・コリアーがオークウッド大学合唱団と共に創り上げた7分間の合唱大作。賛美歌のような響きと感動的な歌詞が徐々に高まり、壮大なクライマックスへ。高い芸術性が光る、若き天才の集大成です。
♪参考音源が商品ページで試聴できます。
2025年新刊
スコア
ヴィヴァルディ:詩篇 第147番 「イェルサレムよ、主をたたえよ」 RV 609: 指揮者用大型スコア 【輸入:合唱とオーケストラ】
カールス社
聖母マリアの祝日にも演奏される詩編147《エルサレムをほめよ》は、ヴィヴァルディが唯一作曲した晩課詩編で、二重合唱と器楽伴奏による異例の編成。複数楽章に分かれず、独唱と合奏が交互に現れ、リトルネッロ形式で統一感を保ちます。典礼音楽に新たな光を当てる原典版楽譜がこの度発売。
2025年新刊
弦楽器
メンデルスゾーン:初期の作品 ~新メンデルスゾーン全集より/原典版/Muller編 【輸入:ヴァイオリン】
ブライトコプフ&ヘルテル社
メンデルスゾーンが10代で作曲したバイオリンとピアノのための初期作品5曲を収載。いずれも未出版だった短編で、ツェルターに師事していた時期の楽譜帳に記されたもの。原典版はメンデルスゾーン全集版に基づき、音楽学生にも適した中程度の難易度で、レッスン・演奏の両面で活用可能です。
2025年新刊
管楽器
ウィーン古典派の編曲集 ~アルト・フルートとピアノ/Bohm編 【輸入:フルート】
ショット・ミュージック社
18世紀のフルート奏者・ベームによる、アルトフルートのための編曲集です。古典派の名曲がピアノ伴奏付きで収載されています。
[収載曲]ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番より2楽章、モーツァルト:クラリネット五重奏曲より2楽章、ハイドン:弦楽四重奏 Hob. III:77より2楽章
2025年新刊
雑貨
海外出版社からのイチオシ商品!
ショパン:ドビュッシー:管弦楽のための夜想曲(ノクターン)/原典版/2台ピアノ用編曲/ラヴェル編曲/Jost編集/Groethuysen運指 【輸入:ピアノ】
ヘンレ社
1897年から1899年にかけて作曲された管弦楽と女声合唱のための「夜想曲」において、ドビュッシーは音楽形式が素材から自由に生まれるべきという自身の構想を実現しました。ラヴェルが1909年に完成させたこの印象派の傑作を2台のピアノ用に編曲する作業は、若き作曲家が見事に成し遂げた挑戦でした。ヘンレ原典版は、ラヴェルによる編曲の初の批判校訂版です。
2025年新刊
ドヴォルザーク:交響曲 第6番 ニ長調 Op.60/原典版/デル・マー編:指揮者用大型スコア 【輸入:オーケストラ(スコア)】
ベーレンライター社
親交を深めていたブラームスの影響と民族色が融合した、力強さと抒情性が光る作品です。校訂者デル・マーが、自筆譜と、1881年にジムロック社から出版されたスコアを分析。また、初版楽譜のパート譜は、初演時に失われた原稿部分を補完する上で重要な手がかりとなるため、原典版として初めて評価対象となりました。
2025年新刊
クーナウ:詩篇 第98 「主に向かって新しき歌をうたえ」/原典版/Erler編: 指揮者用大型スコア 【輸入:合唱とオーケストラ】
ブライトコプフ&ヘルテル社
ライプツィヒのトーマスカントルとしてバッハの前任を務めたヨハン・クーナウ。彼の珠玉の教会音楽がブライトコプフ&ヘルテルにより原典版として甦ります。
― クーナウの声楽作品として初めての原典版
― 真正な手稿譜に基づく校訂、ほぼすべてが初版譜
― 詳細な校訂報告やファクシミリの掲載
― ソロ、合唱、管弦楽による演奏しやすい編成
2024年新刊










