「スター・ウォーズ」メイン・テーマ、「同・エピソードⅠ」運命の闘い、「ジュラシック・パーク」テーマ、「E.T.」テーマのメドレーです。やさしい編曲ながら本格的なサウンドが得られます。

　冒頭のメイン・テーマはやさしいアレンジながら、原曲のイメージに近い見事なアレンジになっています。各パートの細かいリズムはハッキリと演奏し、リズムの噛み合わせをしっかり表現しましょう。力強い主旋律はフレーズの節目【７】と【11】の三連符の「ハモり」が大切です。【７】からの低音+ユーフォニアムの動きは主旋律に対峙した強さで聴かせると良いでしょう。スネアドラムはフラムの付いた四分音符を力強く刻みましょう。グロッケンのマレットは金属またはベリー・ハードの使用が適切でしょう。【16・17】はホルン+アルトサックスの対旋律を大きめに、旋律の【18】はそれぞれの付点八分音符のタンギングをハッキリとさせ、伸ばしの音に向かってクレッシェンドのニュアンスづけが適切です。「運命の闘い」【28】からのテーマはスラーのアーティキュレーションで流れが途切れぬよう、２小節を１つの起伏にまとめる意識をしましょう。延々と繰り返される伴奏の細かな動きは十六分音符の符頭にアクセントを置くつもりで「厳しさ」をイメージして表現しましょう。【61】・【63】・【65】の重厚なハーモニーは大切に。【67】「ジュラシック・パーク」は４小節フレーズの流れ意識しましょう。二分音符のハーモニーも４小節目に向かっての推進力を持たせましょう。【75】からのホルンの旋律は響きの中心となるように積極的に響かせましょう。【99】「E.T.」のテーマは４小節のフレーズ、シンコペーションの伴奏は２小節単位のまとまりを意識して演奏しましょう。【127】はファンファーレのイメージでハッキリと軽快に。【131】からの６小節間はテナーサックス・トロンボーン・ユーフォニアムがメロディーです。沈みがちになりますから、意識的にボリュームアップを図りましょう。パーカッションの人員は５～７名が必要です。ベースラインのサポート・パートも用意されています。(解説: 座間吉弘)


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