かつてNHKで放映され、日本でも良く知られたセサミ・ストリート挿入歌４曲「テーマ」、「“C”はクッキーのC」、「ベイン・グリーン」、「シング」のメドレーです。
　冒頭からの四分音符はハッキリとした音の立ち上がりで演奏しましょう。【５】からのメロディーはスピード感の有る息を使い、減衰型のコアを持った音型処理でシンコペーション部分を表現しましょう。【35】のカウベルはしっかりと、シロフォンは軽めのプラスティック・マレット使用が良いでしょう。【38】のテューバ・ソロは自信を持ってハッキリと大きめに、伴奏の四分音符はコンパクトにハッキリと演奏しましょう。【54】１拍前からのグロッケンのグリッサンドは右手でスタート、最後の音を左手で叩く手順が適切です。【64】パーカッションの「Bell Tree」はウィンドチャイムで代用しましょう。フルート・ソロの部分での伴奏は一人１パートで木管アンサンブルの音作りをイメージすると良いしょう。【73】のトランペットのメロディーは尖ったリズム表現にならないよう息の流れに注意しましょう。また、スネアドラムにはブラシ使用の指定が有りますので注意しましょう。【88】からのマリンバは硬めの糸巻きマレット使用が良いでしょう。【92】「Sing」のメロディーは８小節のフレーズ取りをイメージし、穏やかな高揚感を持たせて大らかに演奏しましょう。【100】以降も同様です。【108】からのティンパニはエイト・ビートのベースラインに参加します。休符の部分は手を添えてのミュートを忘れずに。この曲はドラムセットの使用をお薦めします。パーカッションの人員は４名で賄えますが、余剰人員対策に小物打楽器を増やす事は可能でしょう。この編曲にはベースラインのサポート・パートは有りませんが、ストリング・ベースのパート譜を用いて、バスキーボードやシンセサイザーを加えても良いでしょう。エレキベースの音色がとても良くマッチします。(解説: 座間吉弘)
2015年新刊
Grade 2
Time 4:18 Sesame Street Celebration/Arr. Brown: Full Score & PartsHal Leonard Corporation