新型コロナウイルス感染症は社会、そして学生生活に大きな影響を与えました。2020年のインターハイ（全国高等学校総合体育大会）は史上初めて中止となりました。開会式で自身らの「SISTER」が演奏される予定だったことを知ったback numberが急遽制作、開会式が予定されていた8月18日にサプライズ公開されたのが、この「水平線」です。当初はアクセスが容易という理由からYouTubeのオフィシャルチャンネルに限定しての公開でしたが、配信を望む声が多数寄せられ、翌2021年、インターハイの開会式が行われた8月13日に配信開始。配信リリースには「インターハイ開会式が無事に開催されることを嬉しく思います」と記載されていました。希望を手放さざるを得なかったすべての人の心に寄り添う応援ソングです。

【アレンジャーより】
　Cl.とSax.（原曲ではギター）が交互に演奏する、さざ波のように繰り返されるフレーズが主体のイントロ及びの間奏ですが、同時に演奏されるFl.やTrp.（同じくストリングス）の長い音も、広がる水平線のようなイメージを持って美しく響かせるとよいでしょう。
　跳躍音型や息継ぎなどの関係上、間奏のフレーズやメロディを取るパートを1～2小節程度で振り分ける場面も多くなっています。一連の流れとして聴こえるよう、音量バランスを整えながらうまく受け渡して合奏しましょう。

編成
Full Score
Flute
Clarinet
Bass Clarinet
Alto Saxophone
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
Trumpet
Horn
Trombone
Euphonium
Tuba
Drums
Percussion
Piano（opt.）
※Cl.， A.Sax.， Trp.， Trb.， Euph.（低音楽器）の最低５名でもアンサンブルが可能です。
※オプションのピアノ譜は、管楽器が不足気味の時に適宜活用して下さい。小音符はガイドメロディです。

使用パーカッション
■Drums
■Tambourine & Triangle