付属CDを聴き、自分だけのオリジナル・ソロを創るワークブック
本書は、ジャズの本質であるインプロヴィゼイション(アドリブ)に特化した教則本です。 子どもが周りの会話を聞いて自然にことばを覚えるのと同じように、2枚の付属CDを使って特有の「ジャズ言語」を聴き取り、身につけて演奏するということに焦点を当てています。「ジャズ言語」を効果的に組み合わせることによって、自分だけのソロ(インプロ)を創りだすことができるようになります。

つまり、
付属CDを聴く ⇒ 102小節の短いフレーズを歌い、まねて弾く ⇒ 各フレーズをマスターしたらオリジナル・ソロに挑戦

理論的な説明はできるだけ抑えられているので、ピアノの鍵盤に触りながら実践的にジャズ・インプロヴィゼイションを学びたいという人におすすめです。
ピアノの演奏についての基礎的な知識や音楽理論について学びたい場合は、同シリーズの 有名ピアニストのスタイルで弾く ジャズ・ピアノ ソロ・テクニック、ジャズ・ピアニストのための コード・ヴォイシング・ワークブック　解答例付 を一緒に使うと、より効果的に学習することができるでしょう。

著者 Philipp Moehrke (フィリップ・メールケ) について

1967年にドイツのFreiburgに生まれる。 ボストンのバークリー音楽大学でピアノと作曲を専攻し卒業。さまざまなスタイルをこなすピアニスト、作曲家、アレンジャー、プロデューサーとして活躍。また、映画や劇場音楽、ミュージカル作品も手がける。自分のバンドやその他のプロジェクトで数多くのCDをリリース。ジャズやポップ・ピアノのための本を多数出版。

1991年以来、FreiburgのJazz and Rock School でピアノと音楽理論の講師を務める。多くの大学や公共機関でワークショップのインストラクターを務める。