ヴォーカル・テクニック、練習方法からライブの準備、音楽ビジネスまでシンガーとして必要なさまざまな知識をまとめた1冊
本書の特徴は、あくまでもジャズ・ミュージシャン的な視点から導き出された実践的な内容にありますが、難しく考えすぎる必要はありません。ジャズを初めて歌う、ジャズ・ヴォーカルってどんなもの?という初心者から使うことができます。
もちろん、ある程度キャリアのある中級者、プロを目指す上級者にとっても非常に役に立つ内容です。

歌の練習を目的とする場合にも効果的な本ですが、ジャズ・ヴォーカリストに必要な知識、ジャズ・ヴォーカリストとしての心構えなどを読むだけでもかなりためになるでしょう。

多くのジャズ・ヴォーカリストが疑問に思っていることや、知りたいと思っていることについてわかりやすく解説されており、レベルを問わず、すべてのヴォーカリストにおすすめします。
本書の主な内容
・ジャズ・スタンダードを歌うための具体的な手引き(選曲、移調方法、アレンジ、その他)
・パフォーマンスについて (どこで/どのようにパフォーマンスをするのか、ステージへの恐怖心の対処法、ワークショップ、ショーケース、その他)
・インプロヴィゼイションについて(コード進行上、フリー)
・練習に関して　　・音楽を仕事にするには　　・その他

CDについて
CD vol.1では、本書で解説する内容をわかりやすく実演。
CD vol.2には、各種エクササイズ(ワークアウト1、ワークアウト2、ヴァンプ&ブルース)を収録。各エクササイズは、ウォーム・アップ、ブレス・コントロール、音域の拡大、正確なピッチ・コントロール、インプロヴィゼイションなどのためにデザインされています。CDと一緒に毎日少しずつ練習を積み重ねていくことで、あなたが歌う際のヴォイス・コントロール、ストレングス、デリカシー、フレキシビリティなどが向上するでしょう。目指すゴールは、あなたが感じたことをすべて歌で表現できるようになることです。

ジェイ・クレイトン／著　今野志津子／訳　吉野美和子・佐藤研司／監修