トランペット演奏の概念を根底から覆す画期的な一冊!
1970年代、アメリカで青少年健全育成のために考案されたマーチングをベースに開発された「ブラスト! 」で一躍有名になった世界的トランペット奏者、アダム・ラッパ。彼が精魂込めて書き上げた原著「ON THE PATH TO THE TOTAL EFFICIENCY」はこれまでさまざまな翻訳版が登場してきましたが、今回は彼の2018年時点での最新情報を盛り込んだ決定版です。

前半では「練習日記のすすめ」「楽器を手にする前の心構え」など、初心者や、初心者を指導する立場のひとに役立つさまざまなアドバイスがていねいに紹介されています。後半では、トランペット奏者なら誰もが関心を持つダブルハイC(超高音域)からダブルペダル(超低音域)までを自在に行き来する能力についてと、それを可能にする原動力である、彼独特の舌の使い方を紹介。アマチュアのハイエンドからプロフェッショナルレベルの奏者まで、おすすめの一冊です。

著者本人の演奏による付属CDと併用することで、本書に書かれている内容をより深く理解することが可能です。また、ボーナストラックとして、マウスピースサウンドを自在に駆使した多重録音による「Poopy Pants Blues」を収録。驚天動地の技術を駆使した抱腹絶倒の音世界をお楽しみいただけます。
著者 Adam Rapa (アダム・ラッパ)について
著者 Adam Rapa (アダム・ラッパ)について
アダム・ラッパ (Adam Rapa)

マサチューセッツ州ボストン生まれ。11歳でトランベットを始め、バークリー音楽大学在学中から、リード・トランペット奏者として活躍し、正確なピッチ、インターヴァル、イントネーション、トーンには定評があった。21歳でトニー賞・エミー賞受賞作品「ブラスト!」のスター奏者となり、アメリカと海外でこれまで1000回を超える公演に出演。また「ブラスト」の続編である「サイバージャム」「ブラストII: Music In Xtreme(MIX)」、世界的打楽器奏者石川直とのコラボレート企画「鼓喇舞(コラブ)」で活躍。2007年、初のソロ・アルバム「Life on the Road」をテンハットより世界同時リリース。2011年にはセカンド・アルバム「REBELION」を世界同時配信開始。2012年6月に脚本・演出・主演をつとめるステージ・ショウ「EVOLUTION」を世界初演。