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リコーダーピース G.フィンガー アルトリコーダーデュオソナタ ハ短調 作品2-2

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リコーダーピース G.フィンガー アルトリコーダーデュオソナタ ハ短調 作品2-2

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★構成
本体冊子・・・A4サイズ 16ページ
・スコア(パート譜の1冊を兼ねる)
・曲目解説
・アルトリコーダー運指表
別冊パート譜 8ページ(内容はスコア)
マイナスワンと演奏例を収録したCD(CD-Rメディア使用)

★ 収録曲難易度(指回り難度)
・第1楽章 B2
・第2楽章 Vivace C1
・第3楽章 Grave B2
・第4楽章 Poco Largo B2
・第5楽章 Vivace C1
・第6楽章 Poco Largo B3

★解題★

 フィンガーの「2本のアルトリコーダー(Flutes)のための6つの2声のソナタ (Six Sonatas of two Parts for Two Flutes)」は、1688年ごろロンドンでWalshにより出版されました。演奏しやすくてわかりやすい、無類に楽しい曲集となっています。


★解説★

第1楽章
 発想記号がありませんが、やや重い足取りの音楽のようです。第1リコーダーに1小節半遅れて第2リコーダーが4度下で模倣するように入ってきます。多彩なリズムを用いた凝縮された音楽です。

第2楽章
 ヴィヴァーチェ(生きいきと)、4分の4拍子です。第1リコーダーが、やや変則的に「属和音」に乗った感じで駆け出すと、第2リコーダーが似た音型で追随し、以下、対位法的な技法を駆使して、活発に会話しながら音楽が進みます。緊張感あふれる内容で、本作の白眉。

第3楽章
 グラーヴェ(重々しく)、4分の4拍子で、短い間奏曲のようです。第1・第2リコーダーの間で付点リズムと均分のリズムを組み合わせた箇所が独特。最後は属和音に半終止します。

第4楽章
 ポコ・ラルゴ(やや広々と)、4分の3拍子。2小節遅れの同度カノンになっています。高音域から降りてくるテーマで始まり、途中はかなり活発な感じもみせます。

第5楽章
 再びヴィヴァーチェで、4分の4拍子。属和音の響きから始まり、ちょこちょこと動いて高いところに落ち着く、独特な音楽です。全体を繰り返して2度目の終わりが付点二分音符になっているのは、すぐに次の(弱起の)第6楽章に続くという意味なのでしょう(拍数はきちんと合いませんが)。

第6楽章
 再びポコ・ラルゴで、4分の3拍子です。シットリと始まりますが、後半、やや活発な動きをみせて収束に向かう持って行きかたは、やはりやや古風な感じがします。

・第1楽章 B2
・第2楽章 ヴィヴァーチェ C1
・第3楽章 グラーヴェ B2
・第4楽章 ポコ・ラルゴ B2
・第5楽章 ヴィヴァーチェHTSPCD
・第6楽章 ポコ・ラルゴ B3
※A1~C3で示したのは「指回り難易度」です。
※リコーダー演奏: 武藤哲也

収載曲

[1] アルトリコーダー デュオソナタ ハ短調 作品2-2
  作曲: G.フィンガー

商品詳細

発売日 2019/5/1
ページ数 16
JAN 4571325248065
ISBN 9784862665393
楽器 リコーダー