1
/
translation missing: ja.general.slider.of
1
リコーダーJP
RP ヴァレンタイン アルトリコーダーソナタハ長調作品2-8
通常価格
1,980 円(税込)
通常価格
セール価格
1,980 円(税込)
単価
/
あたり
在庫あり
通常翌営業日出荷
受取状況を読み込めませんでした
★冊子
・スコア冊子(曲目解説、アルトリコーダー運指表つき) 12ページ
・別冊リコーダーパート譜 4ページ
★付属CD 内容
(1)各楽章の伴奏
(2)伴奏にリコーダー演奏を合わせた演奏例
(3)各楽章につき(1)と異なるテンポによる伴奏をいくつか収録
(4)「バロックピッチ(A=415Hz)」による伴奏
※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(デジタルサンプリング音源使用)
★収録曲の難易度(指回り難度)
第1楽章 B2
第2楽章 C2
第3楽章 B1
第4楽章 C1
★解題★
「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)とチェンバロまたはヴィオローネによる通奏低音のためのソナタ 作品2」(Sonate di flauto a solo col basso per il cimbalo o violone /Roberto Valentine Inglese opera seconda) は、12曲から成り、1708年ごろにローマで出版されました。
さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。
★解説★
4つの楽章から成り、引き締まった愛すべき佳品です。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。付点八分音符を用いたリズムが多く用いられていますが、この曲の場合は16分音符連続の箇所も出てきますから、引っ掛けるような跳ねリズムではなくて、わりに正確に3:1の時間配分で演奏しておく感じがよいと思います。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子です。リコーダーが活発な感じのテーマを演奏すると、低音が属調で模倣して応答、つまり、フーガのように始まります。16分音符による活発な運動が中心になりますが、このようなしっかりした対位法の技術が音楽の骨格を支えているのです。
第3楽章は再びアダージョで、2分の3拍子です。ハ長調の曲ですが、属和音から始まる趣向が新鮮です。素直な感じのよく歌う旋律をしっとりと歌い継いでいきます。
第4楽章は再びアレグロで、4分の2拍子です。シンプルな低音に乗せてくっきりとしたテーマを提出し、やがて第2楽章でも活躍した16分音符のモチーフを用いて生き生きと音楽を織り成します。
R. ヴァレンタイン
~~本場イタリアで成功した英国人~~
ロバート・ヴァレンタイン(1671年ごろ~1747年)は、イギリス人なのに音楽先進国イタリアで成功しためずらしい音楽家です。当時のイギリスは「お金はあるが音楽家は不足」だったため、主にイタリアから音楽家を招いて不足を補っていたのですから、これは快挙だったことでしょう。
イギリスのちょうど真ん中あたりにあるライセスターという町に生まれました。彼の一家はオルガニストを多く輩出し、19世紀に至るまでこのあたりの音楽シーンに大きな役割を果たしたそうです。ヴァレンタインの修行時代のことはよくわかっていませんが、とにかく18世紀になるかならないかのころに、二十歳そこそこのヴァレンタインはトーマス・サムウェル卿の支援を得てイタリアに赴き、ローマを中心に、リコーダー奏者・オーボエ奏者として30年ほども活躍しました。それとともに、主としてリコーダーのための作品集もローマやアムステルダムでたくさん出版し、それらの作品集は彼が帰国する1731年までにはロンドンでも全て出版されていたという人気ぶりでした。また当時の愛好家が手書きで筆写した楽譜集で、ナポリの作曲家の作品ばかりを集めてある中にヴァレンタインのコンチェルトを1曲収めてあった例があり、このことから、ヴァレンタインはナポリでも何らかの活動を行ったことがあるのではないかと考えられています。
このようにイタリアで活躍したヴァレンタインは、イタリアに傾倒するあまりかイタリアふうに「ロベルト・ヴァレンティーニ」と名乗っていました。しかし、イギリス人としての誇りも失っていなかったようで、彼がローマなどで出版した楽譜では名前の後に Inglese(英国人)と付記してありました。
ヴァレンタインは1747年にローマで亡くなったとみられています。
※ 以前、生没年や死去した土地を「1680年ごろ~1735年ごろ英国で」としていましたが、新しい研究成果に基づいて訂正しました。 (2016年8月6日)
・スコア冊子(曲目解説、アルトリコーダー運指表つき) 12ページ
・別冊リコーダーパート譜 4ページ
★付属CD 内容
(1)各楽章の伴奏
(2)伴奏にリコーダー演奏を合わせた演奏例
(3)各楽章につき(1)と異なるテンポによる伴奏をいくつか収録
(4)「バロックピッチ(A=415Hz)」による伴奏
※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(デジタルサンプリング音源使用)
★収録曲の難易度(指回り難度)
第1楽章 B2
第2楽章 C2
第3楽章 B1
第4楽章 C1
★解題★
「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)とチェンバロまたはヴィオローネによる通奏低音のためのソナタ 作品2」(Sonate di flauto a solo col basso per il cimbalo o violone /Roberto Valentine Inglese opera seconda) は、12曲から成り、1708年ごろにローマで出版されました。
さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。
★解説★
4つの楽章から成り、引き締まった愛すべき佳品です。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。付点八分音符を用いたリズムが多く用いられていますが、この曲の場合は16分音符連続の箇所も出てきますから、引っ掛けるような跳ねリズムではなくて、わりに正確に3:1の時間配分で演奏しておく感じがよいと思います。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子です。リコーダーが活発な感じのテーマを演奏すると、低音が属調で模倣して応答、つまり、フーガのように始まります。16分音符による活発な運動が中心になりますが、このようなしっかりした対位法の技術が音楽の骨格を支えているのです。
第3楽章は再びアダージョで、2分の3拍子です。ハ長調の曲ですが、属和音から始まる趣向が新鮮です。素直な感じのよく歌う旋律をしっとりと歌い継いでいきます。
第4楽章は再びアレグロで、4分の2拍子です。シンプルな低音に乗せてくっきりとしたテーマを提出し、やがて第2楽章でも活躍した16分音符のモチーフを用いて生き生きと音楽を織り成します。
R. ヴァレンタイン
~~本場イタリアで成功した英国人~~
ロバート・ヴァレンタイン(1671年ごろ~1747年)は、イギリス人なのに音楽先進国イタリアで成功しためずらしい音楽家です。当時のイギリスは「お金はあるが音楽家は不足」だったため、主にイタリアから音楽家を招いて不足を補っていたのですから、これは快挙だったことでしょう。
イギリスのちょうど真ん中あたりにあるライセスターという町に生まれました。彼の一家はオルガニストを多く輩出し、19世紀に至るまでこのあたりの音楽シーンに大きな役割を果たしたそうです。ヴァレンタインの修行時代のことはよくわかっていませんが、とにかく18世紀になるかならないかのころに、二十歳そこそこのヴァレンタインはトーマス・サムウェル卿の支援を得てイタリアに赴き、ローマを中心に、リコーダー奏者・オーボエ奏者として30年ほども活躍しました。それとともに、主としてリコーダーのための作品集もローマやアムステルダムでたくさん出版し、それらの作品集は彼が帰国する1731年までにはロンドンでも全て出版されていたという人気ぶりでした。また当時の愛好家が手書きで筆写した楽譜集で、ナポリの作曲家の作品ばかりを集めてある中にヴァレンタインのコンチェルトを1曲収めてあった例があり、このことから、ヴァレンタインはナポリでも何らかの活動を行ったことがあるのではないかと考えられています。
このようにイタリアで活躍したヴァレンタインは、イタリアに傾倒するあまりかイタリアふうに「ロベルト・ヴァレンティーニ」と名乗っていました。しかし、イギリス人としての誇りも失っていなかったようで、彼がローマなどで出版した楽譜では名前の後に Inglese(英国人)と付記してありました。
ヴァレンタインは1747年にローマで亡くなったとみられています。
※ 以前、生没年や死去した土地を「1680年ごろ~1735年ごろ英国で」としていましたが、新しい研究成果に基づいて訂正しました。 (2016年8月6日)
収載曲
[1] ヴァレンタイン アルトリコーダーソナタ ハ長調 作品2-8
作曲: ヴァレンタイン
作曲: ヴァレンタイン
商品詳細
発売日 | 2020/1/1 |
---|---|
JAN | 4571325248546 |
ISBN | 9784862668578 |
楽器 | リコーダー |
共有

おすすめ商品
-
作りながら覚える 3日で作曲入門
通常価格 1,980 円(税込)通常価格単価 / あたり -
ヤマハのピアノえほん
通常価格 3,190 円(税込)通常価格単価 / あたり -
大人のピアノ教則本 大人からはじめるハノンピアノ教本 無理のない指のトレーニングのために
通常価格 1,100 円(税込)通常価格単価 / あたり -
はじめから1人で学べる 大人のためのピアノレッスン [上巻]
通常価格 3,300 円(税込)通常価格単価 / あたり -
和音の正体 ~和音の成り立ち、仕組み、進化の歴史~
通常価格 1,980 円(税込)通常価格単価 / あたり -
ピアノソロ やさしく弾ける 誰もが知ってる! ピアノで弾きたい定番曲[改訂版]
通常価格 2,200 円(税込)通常価格単価 / あたり -
新装版 楽典 理論と実習
通常価格 2,145 円(税込)通常価格単価 / あたり -
5才のリズムとソルフェージュ(新版)
通常価格 1,210 円(税込)通常価格単価 / あたり
1
/
/
8