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RP コートヴィル アルトリコーダーデュオソナタ第5番ハ長調
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~R. コートヴィル アルトリコーダー デュオソナタ 第5番 ハ長調~
★定価・・・1800円+税
★構成
本体冊子・・・A4サイズ 12ページ
・スコア(パート譜の1冊を兼ねる)
・曲目解説
・アルトリコーダー運指表
別冊パート譜(内容はスコア)
マイナスワンと演奏例を収録したCD(CD-Rメディア使用)
★ 収録曲難易度(指回り難度)
・第1楽章 Adagio B2
・第2楽章 Vivace B3
・第3楽章 Poco Largo B2
1700年ごろアムステルダムでRogerにより出版された「14のソナタ」という曲集に、フィンガー(6曲)やペジブル(2曲)の作品とともに収録された6曲の無伴奏デュオソナタのなかの第4曲です。
★解説★
3つの楽章から成っています。指回りの難しさはあまりないのですが、「数えにくさ、アンサンブルの難しさ」はかなりのもので、その意味ではタップリ楽しめると思います。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。しだいに音符が細かくなるテーマを第1リコーダーが示し、続いて第2リコーダーがそれを同度で模倣するカノンふうの開始ですが、第2リコーダーは「5拍遅れ」で始まりますので、あたかも「5拍子」の曲であるかのように聴こえます。こうした「拍の感じにくさ」によって、一見やさしそうな曲なのに、合わせてみると意外に手ごわいのです。
第2楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)、2分の3拍子。今度はフーガふうに始まりますが、第2リコーダーがハ長調で示したテーマを第1リコーダーが模倣を始めるとき、やはり「5拍遅れ」で入ってきます。その後も、テーマが戻ってくるときの「開始の拍」がいろいろであるのをはじめ、変則的なリズムが多く用いられていて、非常に拍を見失いやすいようにできています。まるで、「初見で簡単に合わせられてたまるもんか」とでも作曲家が思っていたのか?と勘ぐりたくなるほどです。「1度でピタリと合わせられた」という人は、ちょっと自慢していいかも知れません。
第3楽章はポコ・ラルゴ(やや広々と)、4分の3拍子で、付点の跳ねるリズムを基調とした音楽です。合わせるのがとても難しい1・2楽章を頑張った「ごほうび」というわけでもないのでしょうが、今度はリズムの揃った「声をそろえて」演奏する箇所が多くて、アンサンブルの維持はたいへん用意になっています。ただ、原典の楽譜通りに終わったのではいかにも知りきれトンボですので、校訂・演奏者の武藤氏が、「ダ・カーポ」することによって全体をロンド形式にまとめることを提案しています。
・1 アダージョ B2
・2 ヴィヴァーチェ B3
・3 ポコ・ラルゴ B2
※A1~C3で示したのは「指回り難易度」です。
≪R. コートヴィル≫
~~長生きした英国のオルガニスト~~
★コートヴィルについて★
ラファエル・コートヴィル(1676ごろ~1772)は、イギリス生まれのオルガニスト・作曲家です。少年時代から聖歌隊に属して歌っていましたが、やがて聖ジェームズ教会のオルガニストに任用され、80年にわたってその職にあったといいます。
作曲作品としては、プレイフォードなどから出版された曲集に収められたいくつかの声楽曲のほか、オランダ、アムステルダムのロジャーから出版されたアルトリコーダーのための6曲の無伴奏二重奏ソナタが知られています。ほかに、ヘンリー・パーセルら何人かの作曲家と共同で、歌劇「ドンキホーテ」の作曲に携わったと伝えられています。
★コートヴィルの無伴奏デュオソナタ★
コートヴィルが残してくれた無伴奏デュオソナタには、二重奏の楽しさがぎっしりと詰まっていいます。どちらかといえば地味で渋い作風ですが、それだけに味わいは細やかで、派手さはないかわりに飽きの来ない、長きにわたって愛奏されるにふさわしい作品たちだと言えるでしょう。
収載曲
[1] 【ソナタ 第5番 ハ長調】
[2] 第1楽章(アダージョ)
作曲: ラファエル・コートヴィル
グレード: B2
[3] 第2楽章(ヴィヴァーチェ)
作曲: ラファエル・コートヴィル
グレード: B3
[4] 第3楽章(ポコ・ラルゴ)
作曲: ラファエル・コートヴィル
グレード: B2
商品詳細
発売日 |
2020/8/1 |
ページ数 |
12 |
JAN |
4571325249390 |
ISBN |
9784862668189 |
楽器 |
リコーダー |
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