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RP コレルリ ラ・フォリア 作品5-12

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RP コレルリ ラ・フォリア 作品5-12

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★ コレルリはイタリアバロックを代表する大作曲家です。
★ ラ・フォリアはコレルリの作品中でも最も有名な名作です。


コレルリ ラ・フォリア 作品5-12


 ★定価・・・1800円+税

 ★スコア冊子・・・A4サイズ 20ページ
  ・伴奏譜(スコア)
  ・曲目解説
  ・アルトリコーダー運指表

 ★別冊リコーダーパート譜 8ページ

 ★付属CD 内容
  (1)チェンバロ伴奏
  (2)伴奏にリコーダー演奏を合わせた演奏例
  (3) (1)と異なるテンポによる伴奏をいくつか収録
  (4)上級者向け「バロックピッチ(A=415Hz)」による伴奏
   ※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(電子楽器使用)

 ★収録曲の難易度(指回り難度): C3


★解題★

 「ラ・フォリア」は「作品5」のソナタ集(1700年)の中でももっとも親しまれてきた作品です。多楽章形式のソナタが11曲並んだあとに最後の曲として収録されました。コレルリの作品5はヴァイオリン用ですが、1702年ごろには早くもリコーダー用としての出版もおこなわれました。

★解説★

 「ラ・フォリア」は「ワルツ」などと同じような、踊りの名前です(メロディーも決まっている)。したがって、たくさんの作曲家が「ラ・フォリア」という名の曲を書いているのですが、コレルリのこの作品が圧倒的に有名で、「ラ・フォリア」といえばコレルリの作品に対する固有名詞のように感じられているほどです。

 曲の形としては短い低音旋律が何度も繰り返される上でいろいろな変奏をつぎつぎと連ねていきます。この点でグラウンドとかパッサカリアとかシャコンヌ(チャコーナ)といった楽曲の仲間です。もとは激しく踊り狂うような音楽だったのが、長年の間にしだいに変化して、こういう瞑想的な雰囲気で始まる形に落ちついたのだそうです。

 コレルリの「ラ・フォリア」を「いつかは吹いてみたい曲」の1つに数えているリコーダーファンは多いのではないでしょうか。長いし、たいへん難しい曲ではありますが、練習のしがいはあるでしょう。ぜひゆっくりとお楽しみください。
 
 
 A.コレルリ

~~イタリアバロックの巨星~~

★モーツァルトと並ぶ天才★

 アルカンジェロ・コレルリ(Arcangelo Corelli)は1653年にイタリア北部の、ボローニャに近いフジニャーノという町に生まれた、バロック中期のヴァイオリニスト・作曲家です。少年時代にボローニャでヴァイオリンを学び、17歳のときにはアカデミア・フィルハモニカ(音楽協会)の会員と認められました。この音楽協会はずいぶん権威のあるもので、栄誉ある会員になれるのは20歳以上が原則でした。例外的に10代で入会が認められたのは長い歴史のなかでもたった二例で、その初ケースがコレルリ(そしてもう一人は、100年ほど後の少年作曲家・モーツァルト、当時14歳!)でした。


★コレルリとヴァイオリン★

 もう一つ忘れてはならないのは、コレルリが活躍した17世紀末というのはストラディヴァリウスほかの名工たちが、今日もなお越えることのできないすばらしいヴァイオリンを製作するようになった時代だったことです。天才的楽器製作者たちがヴァイオリンという楽器をかつてない美しい音色の楽器へと完成していく時代にあって、ヴァイオリニスト・作曲家として輝かしいイタリアヴァイオリン音楽の歴史を切り開いたのがコレルリなのです。


★寡作の天才★

 コレルリはバロック時代の作曲家としては多作な人ではなく、生前に出版された最後の作品が、「作品5」の12曲から成るヴァイオリンソナタ集でした。それ以前にはトリオ・ソナタ集(各12曲)を4つ出版しています。そしてこの時代の作曲家にはめずらしくミサその他の教会用合唱曲などは残っていません。ヴァイオリンの名手としてヴァイオリンを中心とするアンサンブル曲の作家に徹した人だったのです。

 死ぬ前にコレルリはそれまでに出版した60曲以外の作品の楽譜をすべて廃棄した(遺言で破棄させた)と言われています。それほど自己に厳しい芸術家だったのです。それらの中にはきっと私たちにとって十分に価値のあるすてきな作品がたくさんあったに違いなく、もったいない限りですが、それだけに残された作品はどれも完成度が高い珠玉の名品ばかりだというのが音楽好きの一致した意見です。


★晩年のコレルリ★

 晩年、コレルリはヘンデルと出会い、ヘンデルのオラトリオの演奏なども手がけていましたが、1708年ごろの活動を最後に演奏家としては引退し、最後の作品・合奏協奏曲の作曲に没頭して、苦心の末に12曲の協奏曲を仕上げました。しかしその出版を目前に控えてしだいに衰弱が激しくなり、1713年に亡くなりました。遺作となった作品6の合奏協奏曲集はいずれ劣らぬ佳品ぞろいで、とくに「クリスマス協奏曲」のあだ名で親しまれている8番は有名です。

収載曲

[1] ラ・フォリア 作品5-12
  作曲: Arcangelo Corelli

商品詳細

発売日 2020/8/1
サイズ A4
ページ数 20
JAN 4571325249475
ISBN 9784862668240
楽器 リコーダー