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SR-120ヴァレンタイン ソナタ集 第7巻

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SR-120ヴァレンタイン ソナタ集 第7巻

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ヴァレンタイン ソナタ ホ短調 作品2-7



★解題★



 「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)とチェンバロまたはヴィオローネによる通奏低音のためのソナタ 作品2」(Sonate di flauto a solo col basso per il cimbalo o violone /Roberto Valentine Inglese opera seconda) は、12曲から成り、1708年ごろにローマで出版されました。



 さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。




★解説★



 4つの楽章から成り、斬新な工夫の凝らされた意欲的な作品です。



 第1楽章は、アダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。ゆったりした感じで始まったかと思うと、すぐに16分音符のビートが底流する音楽であることが明かされます。したがって付点八分音符の跳ねるリズムも、そのビートに乗って進んでいきます。最後は、ホ短調のままでは終わらず、そわそわしたような感じのモチーフで居心地悪げにロ短調でしめくくられます。



 第2楽章はアレグロ(快活に)、8分の6拍子で、雄弁な感じのテーマをひとしきり歌うと、突如、こまかな付点の跳ねるリズムの音楽になります。収束部分では付点リズムによる同音の連打が耳に残ります。



 第3楽章は再びアダージョで、2分の3拍子です。長調なのか短調なのかもあいまいな感じの独特な開始から、しだいにはっきりとト長調の音楽になって最初のフレーズを終えると、一瞬ニ長調を通って急速に緊張を高めてロ短調でクライマックスを築いて終止。最後は余韻を残してフリギア終止で終曲を呼びます。



 第4楽章は再びアレグロで、8分の12拍子のジークです。力強い印象のくっきりしたテーマで始まり、その素材を駆使してがっちりとまとめられた佳品。最後に美しいゼクエンツがエコーで繰り返されて終わります。



 



 



ヴァレンタイン ソナタ ハ長調 作品2-8



 



★解題★

 「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)とチェンバロまたはヴィオローネによる通奏低音のためのソナタ 作品2」(Sonate di flauto a solo col basso per il cimbalo o violone /Roberto Valentine Inglese opera seconda) は、12曲から成り、1708年ごろにローマで出版されました。

 さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。


★解説★

 4つの楽章から成り、引き締まった愛すべき佳品です。

 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。付点八分音符を用いたリズムが多く用いられていますが、この曲の場合は16分音符連続の箇所も出てきますから、引っ掛けるような跳ねリズムではなくて、わりに正確に3:1の時間配分で演奏しておく感じがよいと思います。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子です。リコーダーが活発な感じのテーマを演奏すると、低音が属調で模倣して応答、つまり、フーガのように始まります。16分音符による活発な運動が中心になりますが、このようなしっかりした対位法の技術が音楽の骨格を支えているのです。

 第3楽章は再びアダージョで、2分の3拍子です。ハ長調の曲ですが、属和音から始まる趣向が新鮮です。素直な感じのよく歌う旋律をしっとりと歌い継いでいきます。

 第4楽章は再びアレグロで、4分の2拍子です。シンプルな低音に乗せてくっきりとしたテーマを提出し、やがて第2楽章でも活躍した16分音符のモチーフを用いて生き生きと音楽を織り成します。



 



 



 



ヴァレンタイン ソナタ イ短調 作品2-9



 



★解題★

 「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)とチェンバロまたはヴィオローネによる通奏低音のためのソナタ 作品2」(Sonate di flauto a solo col basso per il cimbalo o violone /Roberto Valentine Inglese opera seconda) は、12曲から成り、1708年ごろにローマで出版されました。

 さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。


★解説★

 4つの楽章から成っています。規模は大きくありませんが、筆の冴えがすばらしく、珠玉のような名品とは本作のような作品を言うのでしょう。

 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の3拍子です。付点のリズムも三連符も出てきてリズムが多彩ですが、それよりも途中の転調(ホ短調→ハ長調)がハッとするほど美しくて魅せられます。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子です。八分音符による同音連打、16分音符の音階といったモチーフを駆使してスピード感のある音楽をくりひろげます。

 第3楽章は、 調号はイ短調(つまり調号なし)のまま変わっていませんが、ホ短調で始まりホ短調で終わります。途中はニ長調やト長調への転調はありますが、一度もイ短調(この作品の基本的な調)には行きません。哀切な調べ。

 第4楽章は8分の6拍子のジーグで、アレグロと指定されています。切れ味の鋭いテーマで始まり、目の覚めるような分散和音のひらめき、よく歌う音階的な進行など、冴えた内容の音楽が続きます。

収載曲

[2] ヴァレンタイン ソナタ ホ短調 作品2-7
  作曲: ヴァレンタイン
[3] ヴァレンタイン ソナタ ハ長調 作品2-8
  作曲: ヴァレンタイン
[4] ヴァレンタイン ソナタ イ短調 作品2-9
  作曲: ヴァレンタイン

商品詳細

サイズ A4
JAN 4571325249550
ISBN 9784862669667
楽器 リコーダー