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SR-182 トッファム ソナタ集 第2巻
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ソナタ 第4番 ニ短調
★解題★
トッファムの作品1は1701年、作品2は1706年にロンドンで出版されたもので、どちらもアルトリコーダーソナタ6曲を収録しています。そして、これら12曲をまとめたものがのちにアムステルダムで再版されました。
ここで「第4番」としたのは、「作品1-4」のソナタです。
★解説★
4つの楽章から成り、緩・急・緩・急の「教会ソナタ」型の構成です。第2楽章から第4楽章は、フーガ(あるいはカノン)ふうの内容になっています。
第1楽章はグラーヴェ(重々しく)、4分の4拍子です。シンプルなテーマで始まりますが、跳ねる付点リズムを用いたり、分散和音の音型できれいなゼクエンツを形成したり多彩な内容で、しかもフレージングに工夫を凝らした緻密なつくりの音楽だと言えるでしょう。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子です。シンプルな音型のテーマをリコーダーが奏すると、続いて低音が模倣・・・するかと思うと、かなり模倣は崩れていて、あまりきれいには行っていません。しかし、曲が進むにつれて、低音にテーマの断片があらわれたり、低音が休んでテーマ提示の仕切り直しをさせたり、逆に低音が新しい音型を示して独奏楽器のほうがそれを模倣する場面があったりして、雰囲気的にはフーガふうの曲になっています。
第3楽章はアダージョ(ゆっくりと)、2分の3拍子で、こんどはカノンふうの手法が用いられています。最初は4小節遅れの同度(2オクターブ差)のカノンふう、次は5度違いのカノンふう、さらに4度違いのカノンふうの部分、というふうに、それぞれ間にフェルマータつきの休符を挟みながら進めます。最後は、逆に低音の方が先導して4度上でリコーダーが模倣するカノンふうの収束部となります。
第4楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)と指定され、8分の6拍子です。ジーグふうでもありますが、ここでも「対位法的な楽曲」が目指されていて、リコーダーがテーマを奏したのに続いて低音が(2小節半遅れで)模倣追随するという場面が何度も何度も出てきます。しかし、それが単純な繰り返しになってはいません。リコーダーの提示する調はどんどん変わっていきますし、音楽としても停滞しておらずどんどん前へ進んでいくおもむきがあり、ひきしまった充実のうちに、簡潔に曲をしめくくります。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B-3)
第2楽章(C-1)
第3楽章(B-2)
第4楽章(C-1)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏: 石田誠司 チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
ソナタ 第5番 ヘ長調
★解題★
トッファムの作品1は1701年、作品2は1706年にロンドンで出版されたもので、どちらもアルトリコーダーソナタ6曲を収録しています。そして、これら12曲をまとめたものがのちにアムステルダムで再版されました。
ここで「第5番」としたのは、「作品1-5」のソナタです。
★解説★
4つの楽章から成り、緩・急・緩・急の「教会ソナタ」型の構成です。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。分散和音でゆったりと始まり、比較的小さな動きで音楽をつむいで行きます。どこかのどかで、品よくまとめられた楽章です。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子です。3音から成る音型を3回繰り返してから終止に入るという特徴的なテーマを用いたフーガになっています。提示と応答2セットを経て、テーマの反行型のような音型をみせたあたりから16分音符の速い動きを取り入れ、最後はやや唐突なにぎやかさの中でしめくくります。
第3楽章は再びアダージョ(ゆっくりと)で、2分の3拍子で、ヘ短調の、沈んだ調子の音楽です。やがて完全に終止したあと、付点の跳ねるリズムを導入して少し気分を変え、間もなく収束に入ります。
第4楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)と指定され、8分の6拍子です。リコーダーが示したモチーフに低音同度で応答する、「ちょっとフーガ風」の場面が4度ほどあって、それが音楽の節目をつくっています。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B-2)
第2楽章(C-1)
第3楽章(B-1)
第4楽章(C-1)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏: 石田誠司 チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
ソナタ 第6番 イ短調
★解題★
トッファムの作品1は1701年、作品2は1706年にロンドンで出版されたもので、どちらもアルトリコーダーソナタ6曲を収録しています。そして、これら12曲をまとめたものがのちにアムステルダムで再版されました。
ここで「第6番」としたのは、「作品1-6」のソナタです。
★解説★
4つの楽章から成り、緩・急・緩・急の「教会ソナタ」型になっています。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。同音を続けて打つ独特な主題で始まり、いったん収まったかと思うと、突然早口な短いモチーフで声を上げて仕切りなおし、続いて下行ゼクエンツを2つ。そのあと少し気持ちの高まりを見せて、やがて少し未練を残す様子をみせながらしめくくります。独特な語り口ですが、語られているお話は比較的わかりやすいのではないでしょうか。
第2楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)、8分の6拍子です。2小節の短いモチーフをリコーダーが無伴奏で奏し、それを低音が数オクターブ下で模倣してフレーズを始めます。以後もこの形で始まるフレーズが多くて、この趣向を基本としつつ、低音から始めるフレーズという変化球も効果的にまじえて、キビキビとした音楽を進めます。
第3楽章は再びアダージョで、2分の3拍子です。分散和音を描く2小節の低音モチーフを、えんえん7回ほども繰り返し、やっと平行長調(ハ長調)に転じたと思うと、同じ音型を長調に移しただけのものを6回ほども繰り返す。そして、ふたたび短調に戻ると、「やはり」最初と同じ低音を8回も繰り返す、という、何とも思い切った構成です。対する独奏リコーダーは、低音と同じモチーフで静かに歌い始めながらも、やがてかなり熱く訴えかけるようになります。長調部分では少し気持ちをほっとさせる穏やかさもあり、何やかやでそれなりに音楽的内容を持っていると言えます。ただ、この低音によって通奏低音を弾く限り、「サブドミナント和音」(IIやIVの和音)を一度も用いないことになります。さすがにこの点は西洋音楽史上かなりまれな例ではないでしょうか。ともあれ、こういう「低音音型繰り返し」への固執については、英国紳士の「グラウンド(ディヴィジョン)好き」が背景にあるのは間違いないでしょう。
第4楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子です。リコーダーがきっぱりとした感じの主題を奏するのに対し、低音はいきなりストレッタで模倣(同一調)しますが、音程の並びは同じなのにリズムが違っている、という独特な趣向で始まります。以下、同様の提示と模倣も織り交ぜつつ自由に音楽が進められますが、収束近くになると主題の拡大型(音価が2倍)も表れるなど、いろいろと工夫を凝らした内容になっており、しかも生き生きとした魅力のある、立派な終曲です。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B-2)
第2楽章(C-1)
第3楽章(B-2)
第4楽章(C-1)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏: 石田誠司 チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
商品詳細
| 発売日 |
2025/10/1 |
| サイズ |
A4 |
| ページ数 |
48 |
| JAN |
4571325254066 |
| ISBN |
9784867672396 |
| 楽器 |
リコーダー |
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