リコーダーJP
RP G. サンマルティーニ アルトリコーダーソナタ ト長調 シブレー写本第24番
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RP G. サンマルティーニ アルトリコーダーソナタ ト長調 シブレー写本第24番
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★解題★
サンマルティーニの通奏低音つきソロソナタばかり27曲を集めた、「シブレー写本(Sibley Manuscript)」と呼ばれる筆写譜があります(ロチェスター大学所蔵)。このうち15曲がリコーダー用のソナタで、最大の数を占めています。(ほかはオーボエ用、ヴァイオリン用、横吹きフルート用など。)
サンマルティーニのリコーダー用ソナタの出版作品はあまりたくさん残っていませんので、これが貴重なソースのひとつになっています。
★解説★
3楽章構成です。いくらか特殊な音程(「増2度音程」や「減3度音程」など)の進行を、やや実験的に多用しており、また一部には、あまり一般的でない和声進行(低音数字記号はまったく書かれていないので、低音と上声部の配置および進行具合を手がかりとして推し量るわけですが)も取り入れて、強いインパクトのある表現を行っています。そして、そのような緊張度の高い箇所をうまく生かしながら、全体としては、力強い説得力のある、堂々たる名作ソナタにまとめあげています。
第1楽章はアレグロ(快活に)、8分の12拍子です。サンマルティーニらしい、晴朗でのびやかな主題で始まりますが、やがて属調(ニ長調)に進んだかと思いきや、その1拍後にはニ短調に飛び込みます。そして「ナポリ6」の響きを軸にした独特な味のエピソードを挟み、もう一度ニ長調に戻ってから前半をしめくくります。後半では、前半部で示した素材も用いながら、変化に富む魅惑的な音楽をくりひろげます。気宇の大きなすぐれた開始楽章になりました。
第2楽章はアンダンテ(歩くように)と指定され、4分の2拍子です。バロック時代の「アンダンテ」は古典派以後とちがってかなり速いテンポが合う場合もありますが、本楽章はかなり遅いタイプでしょう。「ファ#→ミ♭」や「ラ→ソ♭」などの「増2度」進行や「ミ♭(→レ)→ド#」や「シ♭(→ラ)→ソ#」のような、いわば「潜在的な減3度)」の進行をふくむ妖しげな雰囲気の箇所と、ホッとするような和らいだ明るい和声の部分をたくみに織り交ぜて、バランスよく音楽を構成しています。
第3楽章は4分の3拍子で、ひろびろとした感じの晴れやかな主題による変奏曲になっています。主題は前半12小節・後半12小節をそれぞれ繰り返すというかなり長いもので、変奏曲全体としては、おおむね「だんだん動きが細かく・速くなる」という、のちのベートーヴェンらもよく採用した方針に沿っています。その結果、第3変奏などは、スムーズに音を並べるというだけでも、通常はかなり慎重な練習を要するような難しさになりました。しかし、練習しがいのあるすばらしい楽章だと思います。
※演奏例がお聴きいただけます
第1楽章(C-2)
第2楽章(B-2)
第3楽章(C-2)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:石田誠司 チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はRJP所有のデジタルサンプリング音源)
サンマルティーニの通奏低音つきソロソナタばかり27曲を集めた、「シブレー写本(Sibley Manuscript)」と呼ばれる筆写譜があります(ロチェスター大学所蔵)。このうち15曲がリコーダー用のソナタで、最大の数を占めています。(ほかはオーボエ用、ヴァイオリン用、横吹きフルート用など。)
サンマルティーニのリコーダー用ソナタの出版作品はあまりたくさん残っていませんので、これが貴重なソースのひとつになっています。
★解説★
3楽章構成です。いくらか特殊な音程(「増2度音程」や「減3度音程」など)の進行を、やや実験的に多用しており、また一部には、あまり一般的でない和声進行(低音数字記号はまったく書かれていないので、低音と上声部の配置および進行具合を手がかりとして推し量るわけですが)も取り入れて、強いインパクトのある表現を行っています。そして、そのような緊張度の高い箇所をうまく生かしながら、全体としては、力強い説得力のある、堂々たる名作ソナタにまとめあげています。
第1楽章はアレグロ(快活に)、8分の12拍子です。サンマルティーニらしい、晴朗でのびやかな主題で始まりますが、やがて属調(ニ長調)に進んだかと思いきや、その1拍後にはニ短調に飛び込みます。そして「ナポリ6」の響きを軸にした独特な味のエピソードを挟み、もう一度ニ長調に戻ってから前半をしめくくります。後半では、前半部で示した素材も用いながら、変化に富む魅惑的な音楽をくりひろげます。気宇の大きなすぐれた開始楽章になりました。
第2楽章はアンダンテ(歩くように)と指定され、4分の2拍子です。バロック時代の「アンダンテ」は古典派以後とちがってかなり速いテンポが合う場合もありますが、本楽章はかなり遅いタイプでしょう。「ファ#→ミ♭」や「ラ→ソ♭」などの「増2度」進行や「ミ♭(→レ)→ド#」や「シ♭(→ラ)→ソ#」のような、いわば「潜在的な減3度)」の進行をふくむ妖しげな雰囲気の箇所と、ホッとするような和らいだ明るい和声の部分をたくみに織り交ぜて、バランスよく音楽を構成しています。
第3楽章は4分の3拍子で、ひろびろとした感じの晴れやかな主題による変奏曲になっています。主題は前半12小節・後半12小節をそれぞれ繰り返すというかなり長いもので、変奏曲全体としては、おおむね「だんだん動きが細かく・速くなる」という、のちのベートーヴェンらもよく採用した方針に沿っています。その結果、第3変奏などは、スムーズに音を並べるというだけでも、通常はかなり慎重な練習を要するような難しさになりました。しかし、練習しがいのあるすばらしい楽章だと思います。
※演奏例がお聴きいただけます
第1楽章(C-2)
第2楽章(B-2)
第3楽章(C-2)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:石田誠司 チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はRJP所有のデジタルサンプリング音源)
商品詳細
| 発売日 | 2026/9/1 |
|---|---|
| サイズ | A4 |
| ページ数 | 24 |
| JAN | 4571325254080 |
| ISBN | 9784867672419 |
| 楽器 | リコーダー |
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