リコーダーJP

SR-191 トッファム ソナタ集 第4巻

商品情報にスキップ
1 Translation missing: ja.general.slider.of 0

リコーダーJP

SR-191 トッファム ソナタ集 第4巻

通常価格 4,180 (税込)
通常価格 セール価格 4,180 (税込)
セール

icon 3,300円以上で送料無料

残りわずか
在庫確認後出荷

※注文確定後に在庫切れとなった場合は取り寄せ(目安7-14 日)

※商品が確保出来た場合は翌営業日出荷

ソナタ 第10番 ハ短調
★解題★
 トッファムの作品1は1701年、作品2は1706年にロンドンで出版されたもので、どちらもアルトリコーダーソナタ6曲を収録しています。そして、これら12曲をまとめたものがのちにアムステルダムで再版されました。

 ここで「第10番」としたのは、「作品2-4」のソナタです。


★解説★

 4つの楽章から成っています。いろいろと珍しい特徴を備えており、作者の旺盛な実験精神が感じられる意欲作だと思います。

 第1楽章はグラーヴェ(重々しく)、4分の4拍子です。四分音符を並べた重い足取りの旋律で始まります。気がつくと低音がかなり離れてリコーダーを模倣して追い始めていて、いわば「こっそり後をつけ始めた」ような趣でしょうか。いったん終止してリコーダーがおもむろに新しいモチーフを吹き始めると、今度はすぐ後ろからピッタリとついて行こうかなという気配をみせますが、リコーダーがリズムに変化を取り入れ始めると、たがいに呼応するかのように早口になって切迫感のある音楽をくりひろげます。やがて収束ではリコーダーの長い吹き伸ばしの下で低音が早足に終止へ向かう和音進行を行うという趣向。最後には、これで終わりかと思うとさらに追加の一言があります。

 第2楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)と指定され、4分の6拍子で、一種のフーガなのでしょう。リズムに特徴のあるテーマをリコーダーが示し、低音が同度(2オクターブ下)で応答して始まります。以下、提示はつねにリコーダー、低音の応答はいつも同度で行われるという、フーガとしては至って素朴なつくりですが、リズムには実に多彩な変化があって、面白く書かれています。イギリスの紳士がたは演奏するのにけっこう苦労したかも知れません。

 第3楽章は2分の3拍子で、アダージョ(ゆっくりと)と指定されています。1歩ずつ歩む重苦しい感じの主題で始まりますが、ヘミオラで終止すると、平行長調に明るんで、リズム的にもかろやかな動きをみせます。やがてリコーダーが無伴奏で新しい主題を奏し始め、低音がそれを模倣して応答する場面があり、ここからフーガにでもなるのかと思わせますが、そういうわけでもなく、間もなくシンプルながら美しいゼクエンツを経て、収束に入ります。

 第4楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子です。1小節単位の早口な低音パターンを多用し、いくらかの転調はあるものの、ほとんど全編をこの音型で埋め尽くしたという大胆な趣向の楽章で、何とも独特な音楽をくりひろげます。リコーダーの方は大きな音符で旋律を描き出していきますが、後半ではフレーズの開始拍を3拍目に持ってくることにより、実に奇妙な効果を上げています。作曲者は、もしかするとすごい人なのでしょうか、それともただの変な人なのでしょうか。


※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B-2)
第2楽章(B-3)
第3楽章(B-1)
第4楽章(B-1)

 ※カッコ内は指回り難度です。
 ※リコーダー演奏: 石田誠司  チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司




ソナタ 第11番 ハ長調
★解題★
 トッファムの作品1は1701年、作品2は1706年にロンドンで出版されたもので、どちらもアルトリコーダーソナタ6曲を収録しています。そして、これら12曲をまとめたものがのちにアムステルダムで再版されました。

 ここで「第11番」としたのは、「作品2-5」のソナタです。


★解説★

 4つの楽章から成っています。2つのフーガ(またはフーガふう)楽章をふくむ対位法的な色彩の強いソナタで、作者の充実ぶりを伺わせる佳品です。

 第1楽章はグラーヴェ(重々しく)、4分の4拍子です。テーマは、おもむろに5度下降から6度上昇と進んだあと、細かい動きになっていきますが、この開始の音型は、曲全体で重要な役割を果たすことになります。いったん落ち着いて間をとり、仕切り直すかのようにト長調でテーマを奏して話を再開し、しばらく短調も通ってから、軽い感じの収束に入ります。

 第2楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)と指定された8分の6拍子のフーガふう楽章です。まず、第1楽章のテーマに由来する軽妙な主題をリコーダーが提示するのに対して通奏低音が同じ調で応答して始まります。以下、何度か提示に対して同じ調で応答が行われるパターンが続きますが、終わり近くには属調での応答も出てきます。最後は、低音がテーマを奏する上でリコーダーが半音階的下降を含む対旋律を奏しながらしめくくります。音楽に緩みのない、みごとな楽章です。

 第3楽章はアダージョ(ゆっくりと)、2分の3拍子で、イ短調を基調としています。第1楽章の主題に由来する5度下降・6度上昇の音型で始まり、気持ちの移ろいを描き出しながら、美しく歌いついでいきます。最後はフリギア終止。

 第4楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子で、再びキビキビとした感じのフーガです。ハ長調で始まりながらすぐに属調への転調を匂わせる活発な感じの主題をリコーダーが提示し、低音が下属調(ヘ長調)で応答して始まります。以下、さらに2度にわたる主題の提示・応答をはさみながら、自由に音楽の翼を広げていきますが、ほどなく簡潔にすっきりと終わります。


※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B-2)
第2楽章(B-3)
第3楽章(B-1)
第4楽章(C-1)

 ※カッコ内は指回り難度です。
 ※リコーダー演奏: 石田誠司  チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
 
 
 
 
 
 
 
ソナタ 第12番 ト短調
 ★解題★
 トッファムの作品1は1701年、作品2は1706年にロンドンで出版されたもので、どちらもアルトリコーダーソナタ6曲を収録しています。そして、これら12曲をまとめたものがのちにアムステルダムで再版されました。

 ここで「第12番」としたのは、「作品2-6」のソナタです。


★解説★

 緩急緩急の4楽章から成っています。第11番のソナタなどと同様、対位法的な色彩が強く、小粒ながら充実した佳作です。

 第1楽章はグラーヴェ(重々しく)、4分の4拍子です。全体に「下降していく」志向が強く、打ち沈んだ調子の渋い音楽ですが、なかなかに味わい深さがあります。

 第2楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)と指定された4分の6拍子のフーガふう楽の章です。提示はつねにリコーダーが行い、低音が同じ調で応答するという行き方になっていて、厳密にはフーガとは言えないと思いますが、リズムが実に生き生きと多彩に変化する面白さも盛り込まれていて、爽快感あふれる佳品になっています。

 第3楽章はアダージョ(ゆっくりと)、2分の3拍子です。第1楽章と同様、緩徐な音楽ですが、「下降志向」が強かった第1楽章とはやや対照的に、むしろ高まっていこうとする気持ちが感じられます。

 第4楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子で、再びキビキビとした感じのフーガふう楽章です。第2楽章と同様、提示と応答は同じ調で行われます。ゆるみのない運びで進み、堂々とした感じで終わります。


※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B-2)
第2楽章(C-1)
第3楽章(B-1)
第4楽章(B-3)

 ※カッコ内は指回り難度です。
 ※リコーダー演奏: 石田誠司  チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司

商品詳細

発売日 2026/7/1
サイズ A4
ページ数 48
JAN 4571325254240
ISBN 9784867672570
楽器 リコーダー