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ARG19 《吹奏楽譜》第2組曲(アルフレッド・リード)【小編成版:23人から演奏可能】(arr.金山徹)
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【この楽譜は「小編成用」のためにアレンジされた楽譜で、23人名から演奏できるように工夫されています】
原曲は、イリノイ州スターリング高校のウインド・アンサンブルの指揮者ジャック・シュラーの委嘱によって、妻アイナ・R・シュラーの追憶のために書かれ、1979年3月29日、作曲者の指揮によりスターリング高校のウインド・アンサンブルで初演されました。
この版は金山徹氏によって、2016年小江戸ウインドオーケストラのために小編成用にアレンジしたものになります。
曲は4つの楽章からできていて、いずれもラテン・アメリカ(中南米)の音楽様式を用いています。
●第1楽章 ソン・モンテューノ
この曲は、キューバやカリブ海の島々の音楽である、カリプソに似た2拍子の軽快なリズムを基本としています。短い序奏のあと、木管楽器が軽快なメロディを歌いはじめます。続いてミュートをつけたトランペットの特徴あるリズムの上に、木管が長いフレーズを歌い、ホルンやユーフォニアムが絡みます。はじめの木管のメロディに金管も加わって繰り返され、第2に主題も繰り返され、はじめの部分に戻って終わります。
●第2楽章 タンゴ
この楽章は、タンゴといってもアルゼンチン風なよく親しまれたリズムではなく、ブラジル風に高度に洗練されたリズムのタンゴで、シャッキリした感じではなく、むしろもの憂い感じのする曲となっていて「サルガッソー・セレナーデ」というサブタイトルがついています(サルガッソーは西インド諸島の海域の名、海藻におおわれた静かな海)。この曲は、クラリネットのカデンツァからはじめられ、幻想的なイントロダクションのあと、ゆるやかな主部に入り、トロンボーンのリズムの上に木管が美しく歌います。ヴィブラフォーンが印象的な伴奏を繰り返します。
終始おだやかなムードのなかに曲を終わります。
●第3楽章 グワラチャ
「グワラチャ」はアルゼンチンの酒盛りの歌で、2拍子のいきいきしたにぎやかな曲です。ベルや打楽器のリズムの上にクラリネットやバスーンがにぎやかなメロディを歌い、このメロディにさまざまなオブリガートが加わり、リズムも面白く変化します。
●第4楽章 パソ・ドブレ
スペインからメキシコに伝わった闘牛場のマーチがパソ・ドブレですが、ここではマーチではなく、舞曲風に書かれています。曲は情熱的な木管の動きにはじまり、伝統的な闘牛場のファンファーレがトランペット、クラリネット、フルートにより3回繰り返され、そのあと主部に入ります。ここでは3拍子+2拍子の形の5拍子のパソ・ドブレとなり、クラリネットを中心とする木管が華やかに歌います。途中からのびのびとした3/4拍子のメロディもあらわれますが、再び5拍子のメロディに戻り、3/4拍子となって高潮し、クライマックスで長調に転調して華やかに終わります。
(秋山紀夫)
収載曲
ARG19 《吹奏楽譜》第2組曲(アルフレッド・リード)【小編成版:23人から演奏可能】(arr.金山徹)
作曲: ALFRED REED
編曲: 金山 徹
編成: 吹奏楽
グレード: 4
商品詳細
発売日 |
2023/9/1 |
サイズ |
A4 |
JAN |
4571453881448 |
ISBN |
9784864678520 |
楽器 |
吹奏楽 |
編成 |
吹奏楽 |
難易度 |
4 |
作曲者 |
ALFRED REED |
編曲者 |
金山 徹 |
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