シンフォニックな形式上でGAMEのスペルと作曲者の機知により音楽的に戯れた吹奏楽作品です。
2001年に平野吹奏楽団からの委嘱により作曲・初演後、2003年に一部改訂、アジア作曲家連盟が開 催する「アジア音楽祭2003 in 東京」に選出され、東京佼成ウィンドオーケストラ（D.ボストック指揮）により改訂初演されました。
その後「21世紀の吹奏楽 第10回響宴」に入選、陸上自衛隊中央音楽隊（武田晃指揮）に演奏され、同ライブCDが出版されています。
曲はGAME名の4曲（Action、Love、Solitaire、Life）から成ります。
GAMEのスペルを音名に見立て、Mの部分に各楽章名から抽出した音名を当てはめ、各楽章の動機を完成させました。
ActionはAを採りG-A-A-E、LoveはLoを日本音名の「ロ」、Veをドイツ音名 の「B（ベー）」に見立ててG-A-H-B-E、SolitaireはSをEs音と読みG-A-Es-E（スケルツォ的性格に習い、実はこの動機原型はほとんど聴こえず）、LifeはFを採りG-A-F-Eとなります。また、音楽的性格も伝統駅なシンフォニーになぞらえ、1. Action=Allegro、2. Love=Largo、3. Solitaire=Scherzo、4. Life=Finaleとし、各中心音も、GAMEの各レターから、1=G音、2=A音、3=M(無し）、4=E音としました。
演奏時も鑑賞時も、音楽と戯れるこのGAMEを楽しんでいただきたいと願います。

タイトル：Symphonic GAME
作曲：朴守賢
グレード：5
演奏時間：約13：03
Tp最高音：五線外A
レーベル：ティーダ出版



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