「幻想的小品集」は、ラフマニノフの初期のピアノ作品集で、５曲からなります。中では、第２曲「前奏曲」が「モスクワの鐘」の名前で有名です。「道化師」はこの中の第４曲で、道化師が変幻自在にとびまわるような、華やかな作品となっています。吹奏楽編曲にあたり、軽やかな木管と華やかな金管のフレーズの対比でこれを表現してみました。

編成は、各パート１名ずつでは２９名で、Option楽器無しだと２１名です。
打楽器はBass Drum/Cymbal/Snare Drumの部分をドラムセットで演奏することもできるので、その場合にはOption楽器なしで最少１９名で演奏できます。

演奏時間のカットが必要な場合は、練習番号Ａの５小節目以降と、練習番号Ｃからが全く同じになっていますので、１回分カットして接続できます。
この曲だけだとコンクールの自由曲としては短いですが、他の姉妹作品（「２.前奏曲」や「５.セレナーデ」）との組み合わせで、自由曲として適切な長さになります。（松本道弘）

タイトル：「幻想的小品集」より 4. 道化師
作曲：ラフマニノフ
編曲：松本道弘
難易度：３
演奏時間：約４分１０秒
Tp最高音：五線外G
レーベル：ティーダ出版



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