「幻想的小品集」は、ラフマニノフの初期のピアノ作品集で、５曲からなります。中では、第２曲「前奏曲」が「モスクワの鐘」の名前で有名です。「セレナーデ」はこの中の第５曲で、８分の３拍子の軽やかなワルツとなっています。
この編曲では、ワルツの軽快な感じを木管中心に表現し、中間部に金管のコラールを入れて対比させてみました。

編成は、各パート１名ずつでは２６名ですが、String Bassは無くても良いので、２５名で参考音源のサウンドが出せます。Option楽器無しでは２０名です。

冒頭のHornのSolo、後半部でのFlute・OboeのSoloなどは、バンドのメンバーの都合によっての楽器の変更は可能です。（もちろん、うまくつなげるようなら、カットも可能です）
この曲だけだとコンクールの自由曲としては短いですが、他の姉妹作品（「２.前奏曲」や「４.道化師」）との組み合わせで、自由曲として適切な長さになります。（松本道弘）

タイトル：「幻想的小品集」より 5. セレナーデ
作曲：ラフマニノフ
編曲：松本道弘
難易度：３
演奏時間：約３分１０秒
Tp最高音：五線外F
レーベル：ティーダ出版

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