『音楽性を養うための中級レベルの旋律聴音に取り組みつつ、合わせて和声感を養う、QRコード対応音源付き課題集』

　導入的なソルフェージュの訓練を終えた段階の人に取り組んでほしい、音楽性を養うための、中級レベルの旋律聴音課題集です。200題を収録し、全体を4つのレベルに分けてありますが、課題に取り組む観点によっては前後して使用することもできます。
本書の特徴は、旋律課題に和声記号を付してあることです。旋律に内在する和声を感じ取れるようになるため、書き取った旋律に自分で和声を付けてみるなど、旋律聴音に取り組みつつ、合わせて和声感を養うことを目的のひとつにしています。
　また、音大・音高の入試などで標準的な8小節のサイズで作ってあるので、受験対策としても十分使えるものになっています。学習のヒントとなるコラムも掲載。また、独習が可能なように音源も用意しました。音源はレベルごとに記載のQRコードで再生することができます。
　ソルフェージュの訓練が、より音楽的な体験となるよう、本書をご活用いただければ幸いです。
　
　◆収載内容
　
　【Level 1】　■ dur（40題）
　　　　　　　　■ moll（28題）

【Level 2】　■ dur（20題）
　　　　　　　■ moll（44題）
　　　　　　　
【Level 3】　■ dur（16題）
　　　　　　　■ moll（24題）

【Level 4】　■ dur（12題）
　　　　　　　■ moll（16題）

Level 1～4 ／ 課題曲 計 200題

《著者プロフィール》
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壺井一歩（つぼいいっぽ）・作曲家

1975年生まれ。東京音楽大学作曲専攻卒業。
作曲を阿部義人、有馬礼子、池野成、藤原豊の各氏に師事。

「星投げびと」で2003年度武満徹作曲賞第4位（審査員ジョージ・ベンジャミン）。
同作品で第14回芥川作曲賞ノミネート。
第1回日本ギター音楽作曲コンクール優秀賞。
第2回大阪国際マンドリンコンクール作曲部門1位。
第20回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門1位。
第2回「山響作曲賞21（山形交響楽団主催）」受賞。

オーケストラ、吹奏楽、室内楽、ピアノ、合唱、声楽作品をはじめ、邦楽器やマンドリン、舞台のための作品など活動は多岐にわたる。
出版楽譜多数。著書に『心に響く「短調クラシック」入門』（廣済堂出版）がある。

兵庫県宝塚市出身。
茨城県水海道市（現・常総市）に長く暮らしたのち、現在埼玉県川口市在住。
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