Close Up-1 アラン・ダミアン ピエール・ブーレーズ、エリオット・カーターなど現代音楽の有名な作曲家たちから深く信頼され、数々の作品を初演したことで知られるのがアラン・ダミアン氏だ。今もマスタークラスで世界中を回り、現代音楽の真髄を広めている。クラリネット界の新時代を築いたといわれるダミアン氏の幅広い活動を支えるのは、音楽に対する鋭い洞察力と、優れた作品を次の世代に受け継いでいくという強い思いだった。
Close Up-2 リッカルド・クロチッラ 高名なズービン・メータが首席指揮者を務め、世界的マエストロが度々客演することでも知られる、イタリアの「フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団」。そこで活躍するのが首席クラリネット奏者のリッカルド・クロチッラ氏だ。一方で氏はクレズマー音楽の奏者としても世界中にファンを持つ。ユニークな活動を続ける氏にじっくり話を聞いた。
Close Up-3 ヨハネス・グライヒヴァイト with ペーター・シュミードル &フェルディナント・シュタイナー ウィーン放送交響楽団首席クラリネット奏者のヨハネス・グライヒヴァイト氏は、マウスピースとバレルの接続に従来使用されているコルクではなく、交換可能なOリングを採用したマウスピースを開発。そのマウスピースは、同氏の師匠であるクラリネット界の巨匠ペーター・シュミードル氏をはじめ、同門であるザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の首席奏者フェルディナント・シュタイナー氏なども愛用している。そこで、この2人も加わりグライヒヴァイト氏が作り出すマウスピースの魅力を語ってもらった。
Close Up-4 ホセ=ルイス・エステレス スペインを始めとするヨーロッパで活躍しているホセ=ルイス・エステレスさん。演奏活動のほか、マスタークラスなどで世界中を飛び回ることの多いエステレスさんは、指導にも定評のあるクラリネット奏者だ。2019年の来日時に、所属オーケストラのこと、指導のことなどをうかがった。