石川 俊介(ex.聖飢魔II、RX)のスラップを中心とした安定感のあるプレイスタイルはファンでなくともよく知られるところ。本書では、石川氏直伝のベース演奏テクニック解説はもちろん、氏のベースに対する考え方やベースの役割、そしてリズムに関する思いを随所に盛り込み、ベースを知る者も知らない者も、その楽しさ・面白さを理解し、ベースに対する興味をいっそう深めることができます。巻末には雷電湯澤 & MASAKIとのスペシャル対談を収載。

＜CONTENTS＞
第1章 フォームの基本
1-1 エレクトリックベースの構え方
1-2 右手指の使い方
1-3 2フィンガー奏法
1-4 左手の使い方
1-5 右手の指使い
1-6 左手のトレーニング

第2章 スケールとポジション
2-1 メジャースケール
2-2 マイナースケール
2-3 ペンタトニックスケール

第3章 装飾的テクニック
3-1 ハンマリングオン、プリングオフ
3-2 スライド
3-3 ビブラート、チョーキング
3-4 ミュート

第4章 スラップベース奏法
4-1 ダウンストローク
4-2 プル
4-3 ダウンストローク&プル
4-4 ダウンストローク&アップストローク

第5章 コードとベースライン
5-1 コード
5-2 ベースラインの組み立て方

第6章 ダイアトニックコードとケーデンス
6-1 ダイアトニックコード
6-2 ノンダイアトニックコード
6-3 ケーデンス

第7章 ダイアトニックコードとスケール
7-1 ダイアトニックコードスケール(アベイラブルノートスケール)
7-2 テンションノート
7-3 マイナースケール上のダイアトニックコード

第8章 ドミナント7thコードとスケール
8-1 サイクルオブフィフス
8-2 セカンダリードミナントモーション
8-3 ディミニッシュコードのスケール
8-4 コンビネーションオブディミニッシュスケール
8-5 オルタードスケール
8-6 ホールトーンスケール
8-7 サスフォーコードのスケール

第9章 ベース音の選択
9-1 分数コード
9-2 ペダルポイント
9-3 クリシェ

第10章 グルーヴを身につける
10-1 グルーヴとは
10-2 実践的ベースライン(スラップ)
10-3 実践的ベースライン(2フィンガー)
10-4 実践的ベースライン(4ビート)

■著者について
石川 俊介(いしかわ・しゅんすけ)
1962年6月22日生まれ 横浜市出身。1986年、聖飢魔IIの第2代目ベーシスト「ゼノン石川」としてプロデビュー。聖飢魔IIの活動と並行してライデン湯沢らとRXを結成。また、スタジオミュージシャンとしての活動も開始している。聖飢魔II解散後、米川英之、中道勝彦らと『N/Y Funk shot！！』を結成。2015年に行われた聖飢魔IIデビュー30周年記念の期間限定再集結にも参加している。現在各種バンド、ユニットでのライブ活動を重ねながら、ヤマハ音楽教室などで講師を務めている。