●著者について 岩代太郎(いわしろ・たろう) 1965年東京都出身。東京藝術大学音楽学部作曲科首席卒業、同大学院修士課程首席修了。在学中に南弘明、近藤譲、松下功、黛敏郎各氏に師事。1991年修了作品「TO THE FARTHEST LAND OF THE WORLD(世界のいちばん遠い土地へ)」がシルクロード管弦楽国際作曲コンクールにて最優秀賞を受賞。同曲は東京藝術大学資料館に永久保存されている。以後30年以上に渡り国内外を問わず、映像音楽を中心に幅広いジャンルで活躍。映画『血と骨』『春の雪』『蝉しぐれ』『利休にたずねよ』『Fukushima 50』『キネマの神様』で日本アカデミー賞優秀音楽賞、『闇の子供たち』で毎日映画コンクール音楽賞、『レッドクリフ』で香港金像奨最優秀音楽賞などを受賞。ほかに映画『殺人の追憶』『あゝ、荒野』『新聞記者』『月』『首』や、最新作『ゆきてかへらぬ』『35年目のラブレター』『雪風』『港のひかり』など、現在までに80作品以上の映画音楽を手掛けてきた。テレビでもNHK連続テレビ小説「あぐり」、大河ドラマ「葵 徳川三代」「義経」ほか多数を手掛け、今年3月には自身の原案・音楽によるNHK土曜ドラマ「水平線のうた」がオンエアされた。東日本大震災の復興支援事業音楽プロジェクト「魂の歌」や、新型コロナ感染拡大に際しての音楽啓蒙活動プロジェクト「Kizuna Piano」、さらにはNPO法人「オトブミ集~絆」の主宰者として社会貢献活動にも取り組む。また演劇と音楽の新しいカタチの舞台作品「奏劇」を企画。既成のジャンルやスタイルにこだわらない、多角的な創作活動に取り組んでいる。