ソルフェージュレッスンをもっと楽しくする、100以上のレッスン実践例収載！
先生と生徒のソルフェージュに関するお悩みを解決します

「生徒の成長が遅い」「なかなか暗譜できず、自信がなさそう」「譜面を読むのが苦手」

ソルフェージュレッスンを工夫することで、生徒のやる気と自主性を引き出し、「もっとやりたい！」「音楽が楽しい！」の声があふれてきます。
この本で、生徒も先生も楽しくソルフェージュに取り組みましょう！

［目次］はじめに

第1章 ソルフェージュの3本柱

＜理論編＞
1.ソルフェージュは「音楽の土台」を育てる大切な学び
2.「読譜力・リズム感・音感」は音楽の3つの柱
3.ソルフェージュで伸ばせる「暗譜力」
4.子どもたちが惹かれるソルフェージュ指導とは？
5.現代の子どもたちに合った指導スタイルは？

＜実践編＞
Q1.生徒が練習してこなかった日に楽しめるソルフェージュはある？
Q2.飽きっぽい生徒が楽しく続けられる工夫は？
Q3.演奏中に止まってしまう癖、どうやったら直せる？……etc.

第２章　「読譜力」を鍛える指導法

＜理論編＞
1.楽譜は「物語を読む」感覚で指導する
2.読譜力向上のための5つの譜読みテクニック①よこよみ
3.読譜力向上のための5つの譜読みテクニック②たてよみ
4.読譜力向上のための5つの譜読みテクニック③もようよみ
5.読譜力向上のための5つの譜読みテクニック④リズムよみ
6.読譜力向上のための5つの譜読みテクニック⑤ななめよみ
7.読譜力を育てる「スモールステップと「心理的サポート」

＜実践編＞
Q⑦音符カードは読めるのに、楽譜が読めない時の対応策は？
Q⑧線と間の音を混同してしまう時の適切なアプロ―チ法は？
Q⑨生徒が読譜に興味を示さない時はどうしたらいい？……など

第３章　「リズム感」を鍛える指導法

＜理論編＞
1.リズム感を身につける５ステップ① 拍感を育てる
2.リズム感を身につける５ステップ② 拍を「分ける」「伸ばす」
3.リズム感を身につける５ステップ③ 拍子への理解
4.リズム感を身につける５ステップ④ リズムの模倣
5.リズム感を身につける５ステップ⑤リズムの読譜・表現へ
6.音符の長さを教える時に必ず押さえるべきポイント
7.複雑なリズムをわかりやすく教える秘訣

＜実践編＞
Q⑬四分音符とは八分音符の違いがわからない生徒にどう教えたらいい？
Q⑭休符を無視して弾いてしまう生徒への効果的な指導法は？
Q⑮3拍子を4拍子で弾いてしまう時はどこから教え始めればいい？……など

第４章　「音感」を鍛える指導法

＜理論編＞
1.音感を育てるための基本的なアプローチ①
2.音感を育てるための基本的なアプローチ②
3.「絶対音感」と「相対音感」の違いと指導のポイント
4.音階や和音を身体で感じる練習法①「うたハノン®」とは
5.音階や和音を身体で感じる練習法②２つの軸を同時に育てる
6.聴く力を伸ばす「うたハノン®」の活用法
7.生徒が楽しく取り組める視唱トレーニング

＜実践編＞
Q⑲絶対音感があり、楽譜を読みたがらない時はどう対応する？
Q⑳音程が取れず、外してしまう時はどうやって教えればいい？
Q㉑歌うのが苦手で嫌がる生徒はどうやったら楽しんでくれる？……など

第５章　「暗譜力」を鍛える指導法　３本柱のバランスが知れる

＜理論編＞
1.暗譜が得意な生徒を育てる基礎知識
2.聴音力を活かした暗譜指導①
3.聴音力を活かした暗譜指導②
4.暗譜力を伸ばすための「パターン認知」の指導法
5.「つくる」から見える音楽のかたち

＜実践編＞
Q㉕暗譜を促すと、楽譜も読んでくれなくなる
Q㉖「グループレッスンで楽しく暗譜力を育てるアプローチが知りたい」……実践例は？
Q㉗暗譜を嫌がる生徒が楽しみながら取り組むコツは？

ソルフェージュ教材一覧
おわりに


［著者プロフィール］
尾島未佳　おじま・みか
Daisy Music Academy代表。武蔵野音楽大学大学院ピアノ専攻修了。
延べ2万人以上の子どもたちにソルフェージュを指導してきた経験をもとに、歌って楽譜が読めるようになるオリジナルメソッド「うたハノン®︎」を開発。武蔵野音楽大学附属音楽教室での指導経験を軸に工夫を重ねた独自の指導法に注目が集まり、指導者向け講座にはこれまでに述べ1,000名以上が参加。「生徒が変わった！」という喜びの声が寄せられている。現在はDaisy Music Academyを主宰し、全国の指導者に向けた講座や、国内外の生徒から寄せられる「楽譜が読めるようになりたい」