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[増補新版]ショパンの楽譜、どの版を選べばいいの?~エディションの違いで読み解くショパンの音楽~
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2015年に刊行された同名書籍に最新情報を追加してアップデート!
現在刊行されている「原典版」は何が違う? そしてどれを選べばよい?
エディションの違いを通じて、ショパンが求めた音楽に迫ります。
[内容]
新たに発売されたショパンの原典版楽譜が、弾き慣れていた音やアーティキュレーションと違って戸惑ったことはありませんか?
本書は、とりわけ楽譜を作るのが難しいとされるショパンの作品について、自筆譜・初版・解釈版・原典版等々さまざまなエディションの比較を通じて、ショパンが思い描いていた音楽の姿に迫ります。複雑なプロセスを経てきたショパンのエディションを、この分野における第一人者がわかりやすく解説。
2015年刊行の同名書籍に、最新の原典版情報、ショパン国際コンクール・ピリオド楽器コンクールでのエディション選択、2024年に発見されたワルツなど、新たな情報を盛り込んで改訂した新版です。
[目次]
第1章 ショパンの楽譜
第2章 楽譜の基礎知識
第3章 ショパンの特殊事情
第4章 あふれる楽想
第5章 真の作品
第6章 記譜の統一
第7章 3つの初版
第8章 記譜法と演奏法
第9章 原典版と解釈版
第10章 遺作
第11章 コンクールとエディション
第12章 ショパンの楽譜、どの版を使っていますか?
ショパンの楽譜に関するFAQ
[巻末資料1]ショパンによる書き込みがある楽譜
[巻末資料2]ショパンの遺作一覧(WN整理番号対照表)
[巻末資料3]ショパンの死後に出版された《バラード 第4番》のエディション
参考文献
「科学の世界では、新しい発見があればそれまでの定説は更新されます。同様に楽譜を作る立場でも、新しい知見があればそれを楽譜に反映させます。時代が進むにつれて楽譜も進化していくわけです。慣れている楽譜が使いやすいと感じるのは当然でしょう。そこから読み取った音楽が自分のものになっていればなおさらです。しかし、それは作曲者の考えとは違うものかもしれません。ぜひ勇気をもって新しい研究成果が盛り込まれた楽譜の扉を開いてみてください。」(本書[コラム1]「楽譜は進化する」より)
■著者について
岡部 玲子(おかべ れいこ)
元常磐大学教授、お茶の水女子大学非常勤講師。現在、つくば国際短期大学基幹教員。お茶の水女子大学ピアノ専攻卒、同大学院修士課程ピアノ専攻および博士課程修了。ショパンのエディション研究にて博士号取得、博士(学術)。ピアノ演奏にて茨城県芸術祭特賞、コンセール・アミ奨励賞を受賞。リサイタル、協奏曲、室内楽等の演奏活動のほか、ショパンに関する執筆多数。ピティナ・ピアノコンペティション等、各種ピアノコンクール審査員。令和6年度茨城県文化芸術功労者表彰受賞。
商品詳細
| 商品番号 |
GTB01102650 |
| 発売日 |
2025/9/29 |
| 仕様 |
A5判縦/212頁 |
| サイズ |
A5 |
| ページ数 |
212 |
| JAN |
4947817309703 |
| ISBN |
9784636122787 |
| 楽器 |
書籍 |
| 著者 |
岡部 玲子 |
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