◆偉大なるギター・スタイルの探求

　1930年代から1940年代にかけて活躍したジプシー・ジャズ・ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトが残した名曲・名演の中から、一般のギタリストにも取り組みやすい9曲のギター・スコアを掲載（「Minor Swing」は録音時期の異なる3バージョン収録）。巻頭ではジプシー・ジャズ・ギター・スタイルの基本を解説しています（本書は小社より2000年12月に発行された『ジャンゴ・ラインハルト ?ジプシー・ジャズ・ギター奏法?』に加筆・修正を行なった同書の新装版です）。

【収録曲】
　1.Minor Swing（1937）*
　2.Minor Swing（1947）
　3.Minor Swing（1949）
　4.Blues En Mineur
　5.Django’s Tiger
　6.Djangology
　7.After You’ve Gone
　8.Belleville
　9.Swing Guitars*
　10.Blues Clair
　11.I’ll See You In My Dreams*

　CDには*印が付いた曲の模範演奏およびマイナス・ワン演奏、また紙面で掲載しているジャンゴ・スタイル・フレーズ16パターンの模範演奏を収録しています。


◆著者 プロフィール

　有田 純弘（ありた よしひろ）

　ギター、バンジョー、マンドリンなどを弾きこなし、ジャンルの壁を越えて活動するマルチ弦楽器奏者。
　バークリー音楽大学卒業後、ボストンを拠点にジャズ、ブルーグラス、民族音楽とさまざまなジャンルで活躍し、ベラ・フレック、デビッド・グリスマン、マーク・オコナーらと共演。帰国後、ブルーグラス・バンジョーとともにジャンゴ・ラインハルト・スタイルのジャズ・ギターをフューチャーしたCD『Whale Dance』を発表。Dr.K Project、中西俊博、coba、槇原敬之、小野リサなどといったアーティストのサポートのほか、ゆず、福山雅治、サザンオールスターズなどのレコーディングに参加。
　リットーミュージック『アコースティック・ギター・マガジン』誌にて原稿執筆、ギターおよびバンジョーの教則DVDを発表するほか、洗足学園音楽大学ジャズコースでギター講師として後進の指導にも力を注いでいる。


有田 純弘／著