カワイ出版
萩京子:石垣りんの詩による五つの女声合唱曲「虹と子供と」
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作曲:萩 京子
作詩:石垣りん
A4判/36頁
グレード:初~中級
演奏時間:約16分10秒
ISBN 978-4-7609-1938-3
2017年7月16日、武蔵野公会堂で行われた「うたあそび大石塾第4回発表会」において委嘱初演された。テキストは、塾生が選んだ石垣りんの数十篇の詩から5篇選び作曲。少ない音にも関わらず、詩や言葉の世界が広がっている。4曲目の「子供」は当初無伴奏であったが、初演に向けてピアノ伴奏を加筆。ピアノ伴奏付きか無伴奏かは、自由に選択が可能。全5曲。
1. 虹 (2’40”)
2. すべては欲しいものばかり (2’10”)
3. 旅 情 (3’35”)
4. 子 供 (2’55”)
5. おやすみなさい (4’50”)
<まえがき>
石垣りんの詩にはいろいろな表情があります。やさしさ、するどさ、きびしさ、そしてユーモアも。元気づけてくれるような、挑発されているような? きびしくてやさしい、そんなことばたちに引きつけられて、私はそれをなんとか歌にしたいと思い、猛然と立ち向かうわけですが、なかなか手強いことばたちですから、簡単には噛み砕けない。でも、この「虹と子供と」は、ことばと音が仲良くなれた、と思える瞬間があったり、意地を張り合ったりしているみたいなところもある、おもしろい曲集になったのではないかと思います。
ひとりの詩人の詩ではありますが、まったく質の違う詩が5つ並びました。
「虹」では清々しさが、「すべては欲しいものばかり」では、バイタリティーが際立っています。「旅情」は、「秋」ということばを象徴的に語り、人生の時間軸を独特の視線で捉えていると思います。子供という存在との距離の取り方が独特で、甘ったれたやさしさを拒否していると同時に、深くて静かな愛情を感じさせる「子供」。そして「おやすみなさい」では、いつか死を迎える人間の生を、眠りというキーワードを軸に語る、この詩にも石垣りんの独特の死生観が表現されています。
5つの詩を並べてみると、過去、現在、未来、という時間の流れ、あるいは、生まれ、生き、死ぬ、人の営みを、どこかで感じることができるのではないでしょうか?
初演をした〈うたあそび大石塾〉は歌を歌いたい人の集まりですが、合唱団ではありません。オペラシアターこんにゃく座の歌役者の大石哲史さんの指導のもと、主に独唱のレッスンを受けて活動を続けてきたグループです。25周年を記念に石垣りんの詩による合唱曲を歌いたい、という希望があがり、作曲を依頼されました。メンバーからそれぞれが好きな石垣りんの詩を送ってもらい、その中から選んで構成したのがこの曲集となりました。
萩 京子
収載曲
[1] 1. 虹
[2] 2. すべては欲しいものばかり
[3] 3. 旅情
[4] 4. 子供
[5] 5. おやすみなさい
商品詳細
発売日 |
2022/6/1 |
サイズ |
A4 |
ページ数 |
36 |
JAN |
4962864883228 |
ISBN |
9784760919383 |
楽器 |
合唱 |
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