カワイ出版
松下耕 女声合唱とピアノのための わたしの樹
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合唱指揮者古橋富士雄氏の古希を記念したN.F.レディースシンガーズの委嘱作品。詩も書き下ろしである。
指揮者と40年来の知人である詩人は、《樹》を指揮者、《わたし》を合唱団のメンバーや《樹》を取り巻く様々のものと捉え、それを普遍的な言葉に変えて表現している。《わたし》である渡り鳥が《樹》の懐で生まれ、《樹》の声に励まされながら試練を乗り越え帰ってくるストーリーを、音楽が共感を持って包み込み、とても暖かいものとなっている。全4曲。
<まえがき>
敬愛する指揮者、古橋富士雄先生と、N.F.レディースシンガーズの皆さんが、私に組曲を書かせてくださいました。
贅沢なことに、今回は、歌詩もこの組曲のための書き下ろしです。
詩を書いてくださったのは、平成10年度NHK全国学校音楽コンクール・中学校の部の課題曲の制作でご一緒させていただいた、蓬莱泰三先生です。再び、蓬莱先生とお仕事が出来ることを、大変嬉しく思いつつ、幸せを感じつつ作曲したのでした。
古橋先生とは、長年の名コンビでいらっしゃる蓬莱先生の詩は、初演指揮者と合唱団の絆を、見事に描いています。愛と信頼で結ばれた、長い年月を経ようとも揺るぎない人間の強固な絆は、当事者でなくとも心を動かされるものです。そして、その姿は、多くの合唱団と指導者の関係と、その姿を重ねられることでしょう。
つまり、この組曲は、合唱団讃歌なのだと思っています。
蓬莱先生の、合唱音楽への理解と愛情が、ぎっしり詰まっていると思います。
さて、その蓬莱先生は、大変残念ながら、この楽譜が出版される前年の2018年11月に、惜しまれつつ天に召されました。出版されたこの楽譜を、先生にもお見せしたかったです。そのことが、とても悔やまれます。しかし、初演から4年半ほどの歳月を経て、こうして出版されたことは、先生もお喜びになっているのではと思います。
先生が世に出された、合唱曲やテレビドラマは、いつまでも私たちの胸にとどまり、感動を呼び戻してくれる、素晴らしい作品ばかりです。改めて、感謝を申し上げたいと思います。
松下 耕
収載曲
[1] たまごの中
作曲: 松下 耕
作詞: 蓬莱泰三
編成: 女声
グレード: 中級
[2] 空へ
作曲: 松下 耕
作詞: 蓬莱泰三
編成: 女声
グレード: 中級
[3] あらし
作曲: 松下 耕
作詞: 蓬莱泰三
編成: 女声
グレード: 中級
[4] ただいま
作曲: 松下 耕
作詞: 蓬莱泰三
編成: 女声
グレード: 中級
商品詳細
発売日 |
2019/6/1 |
ページ数 |
52 |
JAN |
4962864925706 |
ISBN |
9784760925704 |
楽器 |
合唱 |
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