「ヴォルケーノ・タワー」の延長・続編的作品。音楽を通した伝承を「鏡」として表現。

2018年熊本県立盲学校アンサンブル部のために書いた作品。ある讃美歌をテーマに書いた本作は、当初「アリアとブーレ」というタイトルでしたが、部員からの要望もありこのタイトルに改めました。ヴォルケーノ・タワー（2007年）の延長線上、鏡の中の別世界といったところでしょうか。鏡は手本であり、模範でもあり。彼らが受け継いできた音楽の愉しみを、今度は自分たちが鏡となって、後進へ伝えてゆく。この作品がその一助になればと、タイトルを「ヴォルケーノ・ミラー」にすることに決めました。

冒頭のウィンド・チャイムは即興的に、高さの違う3音をランダムに演奏ください。速行部は自然と心拍数が上がってくるように。91小節目のリピート内、マリンバの響きに添って、鳥の声は優しく楽しげに。

※この作品は6重奏ですが、5重奏で演奏することが出来ます。
(ジェリー・グラステイル)

編成
1st Percussion
　Wind Chime
　Vibraphone
　Crotale
　Xylophone

2nd Percussion
　Marimba

3rd Percussion
　Marimba

4th Percussion
　4 Toms
　Bass Drum
　Suspended Cymbal
　Bird Call

5th Percussion
　Bongo
　Conga
　Bird Call

6th Percussion
　2 Suspended Cymbals
　Tam-tam
　Small Bass Drum (Floor Tom)
　China Cymbal
　Bird Call