ウィーンの名ピアニストであるスコダが、ベートーヴェンの32曲のピアノ・ソナタについて、ピアニストとして、研究者としての実践的立場から明快に論じた名著。長い経験からの論理は説得力十分で、学習者だけでなく、鑑賞者にも分りやすい。

［目次］

序
新版によせる序
ベートーヴェンのピアノ・ソナタの演奏解釈について

作品２の３曲のソナタ◎第１番 へ短調／第２番 イ長調／第３番 ハ長調
作品７◎グランド・ソナタ 第４番 変ホ長調
作品10の３曲のソナタ◎第５番 ハ短調／第６番 ヘ長調／第７番 ニ長調
作品13◎第８番 ハ短調 悲愴ソナタ
作品14の２曲のソナタ◎第９番 ホ長調／第10番 ト長調
作品22 グランド・ソナタ◎第11番 変ロ長調
作品26◎第12番 変イ長調
作品27の２曲の幻想曲風ソナタ◎第13番 変ホ長調／第14番 嬰ハ短調 月光ソナタ（通称）
作品28◎第15番 ニ長調
作品31の３曲のソナタ◎第16番 ト長調／第17番 ニ短調／第18番 変ホ長調
作品49の２曲のやさしいソナタ◎第19番 ト短調／第20番 ト長調
作品53◎第21番 ハ長調
作品54◎第22番 ヘ長調
作品57◎第23番 ヘ短調
作品78◎第24番 嬰ヘ長調
作品79◎第25番 ト長調
作品81a◎第26番 変ホ長調
作品90◎第27番 ホ短調
作品101◎第28番 イ長調
作品106◎ハンマークラヴィールのための大ソナタ 第29番　変ロ長調
作品109◎第30番 ホ長調
作品110◎第31番 変イ長調
作品111◎第32番 ハ短調

訳者あとがき
新版によせる訳者あとがき

著：Ｐ．バドゥーラ＝スコダ　訳：高辻知義・岡村梨影