㈱シンコーミュージックエンタテイメント
ジャズメン死亡診断書
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全盛期のジャズメンの生き方は「普通」ではないことが多かった。つきまとう麻薬、カネ、女・・・・・・。いきおい、その死に方もドラマチックかつ壮絶なものが多い。
そして、彼らの死に方(=生き様)は、彼らが鳴らした音楽にそのまま繋がっている。本書は、そんな角度から23人のジャズメンの死因と音楽に迫った異色の一冊である。
著者は、現役の医師でありながら、永くジャズ・ジャーナリストとしても仕事をしてきた小川隆夫。ニューヨーク留学中に多くのジャズメンの知己を得た小川は、その後マイルス・デイヴィスの「主治医」を務めるなど、医師的な視点でもジャズメンを見つめてきた。
そんな小川だからこそ書けた、新たな視点のジャズ論がここに完成。
【CONTENTS】
FILE No.01
前途多難だった精鋭の死――スコット・ラファロ
FILE No.02
雨上がりのターンパイクに散った若き才能――クリフォード・ブラウン
FILE No.03
ロックンロール・スーサイド――ビヴァリー・ケニー
FILE No.04
幻のヴァイブ奏者とロシアン・ルーレット――レム・ウィンチェスター
FILE No.05
愛憎のもつれが招いた死――リー・モーガン
FILE No.06
アルバート・アイラーの光と影――アルバート・アイラー
FILE No.07
65歳に見えた34歳の遺体――チャーリー・パーカー
FILE No.08
天才と狂気の挟間で――ジャコ・パストリアス
FILE No.09
異国に散った前人未到の創造性――エリック・ドルフィー
FILE No.10
生まれながらのハンディキャップを背負って――ミシェル・ペトルチアーニ
FILE No.11
イギリス海峡に消えた愛国者――グレン・ミラー
FILE No.12
聖者になりたかったサックス奏者――ジョン・コルトレーン
FILE No.13
不世出のシンガーが抱えていた暗い闇――ビリー・ホリデイ
FILE No.14
寡黙なトランぺッターの不運な晩年――ウディ・ショウ
FILE No.15
生きる気力を失ったテナー・サックスの巨匠――レスター・ヤング
FILE No.16
悲嘆の末に選んだ道?――ソニー・クリス
FILE No.17
時間をかけた自殺?――ビル・エヴァンス
FILE No.18
自殺の動機は孤独だったから?――フランク・ロソリーノ
FILE No.19
反骨精神を貫いた硬骨漢の最後――チャールズ・ミンガス
FILE No.20
ミュージシャンとして燃え尽きた日本公演――ソニー・スティット
FILE No.21
転落死した人気トランぺッター――チェット・ベイカー
FILE No.22
不死身の<帝王>の病気と怪我――マイルス・デイヴィス
FILE No.23
お墓から見える人生――アルフレッド・ライオン
商品詳細
発売日 |
2017/3/5 |
ページ数 |
312 |
ISBN |
9784401643417 |
楽器 |
書籍 |
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