巻頭特集
Answer to Remember
石若駿（ds）& MELRAW、中島朱葉、馬場智章（sax）

トップ・ドラマー、石若 駿率いる“Answer to Remember”にサックス界の若き才能、MELRAW、中島朱葉、馬場智章の3人が集結！

millennium parade、くるり、椎名林檎、米津玄師、KID FRESINOなどのドラマーを務める日本のポピュラー・ミュージック・シーンのニュー・キーマン、石若駿。彼が率いる“Answer to Remember”はシーンで活躍する同世代の俊英ミュージシャンが集結。今年8月にリリースされた2ndアルバム『Answer to Remember ２』ではMELRAW（as， g）、中島朱葉（as）、馬場智章（ts）の3人に加え、Tomoki Sanders（ts）もフィーチャリング参加するなど世代を代表するサックス奏者が一挙集結。時代の最先端といえるエクスペリメンタル・ミュージックを展開している。今回は石若がMELRAW、中島、馬場という個性溢れるサックス奏者たちとどのように作品を創りあげたか、4人に話しを伺った。

アーティスト・インタビュー
ゴードン・グッドウィンズ・ビッグ・ファット・バンド　ゴードン・グッドウィン（p、sax） × エリック・マリエンサル（sax）
バンド・リーダー、アレンジャー、ピアニスト、サックス奏者の四役をこなすゴードン・グッドウィン率いるアメリカ西海岸の最強ビッグバンド “ビッグ・ファット・バンドがこの10月に来日。25周年を記念したライブは連日ソウルドアウトの人気ぶりで、その驚異的なテクニックと抜群のエンタテインメント性を兼ね備えたステージで観客を魅了した。
今回はサックス奏者でもあるゴードン・グッドウィンと、長年バンドのリード・アルトを務めるスター・プレイヤー、エリック・マリエンサルの2人にインタビューを敢行！ ビッグバンドにおけるサックス・パートのアンサンブルについて2人に語ってもらった。

テナー・サックス・ソロで奏でるバッハ 無伴奏チェロ組曲 新連載開始記念スペシャル対談
門田“JAW”晃介（テナー・サックス） × 宮田 大（チェロ）
バッハの「無伴奏チェロ組曲」をテナー・サックス用に譜面を書き換え演奏、解説する連続企画のスタートを記念し、世界的指揮者・小澤征爾にも絶賛され、国際的な活動を繰り広げているチェリスト宮田大と門田“JAW”晃介のスペシャル対談が実現！チェロ奏者の「無伴奏チェロ組曲」の捉え方から新たなアプローチに有用な視座を学ばせていただき、クラシックのみならずジャズの分野でも度々取り上げられるバッハ楽曲の魅力を紹介する。

イマニュエル・ウィルキンス
22歳の若さで名門ブルーノートからデビューし、1stアルバム『Omega』がニューヨーク・タイムズ誌の“2020年No.1ジャズ・アルバム”に選出された新世代を代表すサックス奏者、イマニュエル・ウィルキンスが来日。同じタイミングでリリースされた3rd『ブルース・ブラッド』ではミシェル・ンデゲオチェロ（b， vo）が共同プロデュースで参加、初めてボーカルをフィーチャーし、アルバムを通してコンセプチュアルなサウンドを展開している。本誌初インタビューとなる今回は、イマニュエルのこれまでの音楽歴やサックスの練習方法、使用楽器、そして最新作『ブルース・ブラッド』について語ってもらった。

musa（ミューサ）
音大で学んだクラシック・サックスの技術と最新デジタル・ウインド・コントローラーNuRADを駆使したプレイで話題を集めるサックス界の新風、musa。そんな彼女の音楽的歩みから、クラウドファンディングで完成させた１stソロ・アルバム『precious』へ込めた想い、そして自身が目指すプレイヤーとしての理想像について、じっくりと話を聞いた。

Rayleigh（レイリー）
新進サックス奏者Rayleighのデビュー・アルバム『What Lies Ahead』は、グルーヴィでソウルフルなサウンドに乗せて、曇った美しさをたたえたサックスが歌う充実作。自らクラウドファンティングで資金を集めてアメリカ・レコーディングを敢行し、本格的な演奏活動を始めたばかりとは思えないアルバムを完成させた彼女に話を聞いた。

坂田明奈
創刊号から続いた「超初級セミナー」の最終回＆4thアルバム・リリースを記念し、坂田明奈の最新インタビューを掲載。プロ・デビューの足がかりとなった「熱烈ホーンズ・コンテスト」優勝から12年、これまでのプロ・サックス奏者としての活動を振り返る

ジャズの巨匠：シドニー・ベシェ
ジャズ・ソプラノ・サックス奏者のパイオニアであり、ソロ楽器としてのサックス演奏を確立させた偉大なプレイヤー、シドニー・ベシェ。その魅力をバイオグラフィー、演奏スタイル分析、名盤、使用楽器、代表曲のスコアなど様々な角度から紹介する。
奏法分析・スコア「PETITE FLEUR（小さな花／可愛い花）」
解説：渡邊恭一

マウスピース 工房訪問
１ゴッツ 新工場見学レポート（試奏：つづらのあつし）
今号のマウスピース工房は豪華2本立て。2024年9月に新工場に移転しさらなる発展を目指しているゴッツのこれまでの歩みと新工場見学レポート、さらにつづらのあつしによるテナー用マウスピース10モデルの試奏を掲載。
２サイオス オリジナルス・コレクション（試奏：馬場智章）
2016年にフランス・パリで創業したサイオス・マウスピース。樹脂を積層して造形する3Dプリンティングという先進的な製造方法を量産メーカーとして初めて採用したことで知られている。この秋から日本でも本格的に流通を開始するにあたり、創業者であるポーリン・エヴェノのインタビューと、馬場智章によるオリジナルス・シリーズ・マウスピースの試奏レポートを紹介。

ノウハウ特集
池田篤 直伝!!
ジャズ・コントラファクト（替え歌）で学ぶアドリブ＆作曲講義
ジャズの作曲にはジャズ・コントラファクト（替え歌）と呼ばれる既存楽曲のコード進行に新に別のメロディーを付けるという手法で作られた楽曲が多数存在する。この手法はジャズのアドリブや作曲を学ぶにも有用で、音楽大学などでジャズ教育の一環に取り入れられている。今回は全曲がジャズ・コントラファクトによって作曲された『Taste of Tears』を12月にリリースする池田篤にジャズ・コントラファクトでの作曲の手法と、それを読者が実践することで得られる学習効果を紹介していただく。

楽器特集
ビンテージ・サックス・ミュージアム
ケノン：モノポール1、モノポール2
解説：宮崎真一

次世代ウインドコントローラーNuRAD ユーザー実践レポート
Cyber Sound Wave（musa＆千野哲太）

話題の電子サックス
エレア・W1をRayleighが試奏

話題のウインドシンセサイザー
ROBKOO Clarii mini／R1をBANANAsuが紹介！

誌上セミナー
アドリブとアンサンブルが同じに学べる“ハモジャズ・セミナー”
講師：中山拓海
課題：「チューン・アップ」のコード進行で学ぶ9thを使ったフレーズ

小池 修 直伝
譜面を読むメリットと習得するための準備

楢崎 誠（Official髭男dism）× アンディ・ウルフ
吹奏楽出身者のためのジャズ＆ポップス・サックス奏法入門
ソプラノ・サックスで基礎力アップ-2

坂田明奈のいまさら聞けない？ サックス超初級セミナー［実践練習編］
最終回：これまでのレッスンのまとめ

PRODUCTS CLOSE UP
・ゴッツ　セピア・トーン６マーブル（5）／アルト用マウスピース
・ジョディ・ジャズ　HR* Hard Rubber（7★）／テナー用マウスピース
・10mファン　セレブレーション（6**）／テナー用マウスピース
・ウッドストーン　AM-1 SP（7）／アルト用マウスピース
・ダダリオウッドウィンズ　Hリガチャー GP／アルト用リガチャー
・フォレストーン　響フレックス／アルト用リード
試奏：副田整歩

SCORE
スムースジャズ定番曲選
｢きよしこの夜｣ Silent Night
演奏：屋嘉一志（ts）

ピアノ伴奏で吹くソプラノ・サックス
一度は演奏してみたいポップス・バラード超名曲選
「雪の華」中島美嘉
演奏＆解説：伊勢賢治（ss）
※ソプラノ譜（in B♭）／アルト譜（in E♭）掲載

サックス・デュオで奏でるスタンダード・ジャズ
「ユーブ・チェンジド」（as & ts）
演奏＆編曲:青柳 誠（as／ts）

テナー・サックスで奏でるクラシックの響き
「バッハ 無伴奏チェロ組曲　第1番ト長調 BWV1007 プレリュード」（テナー独奏）
演奏＆アレンジ：門田”JAW”晃介（ts）

SERIES
ビッグバンドの名サックス奏者紳士録
ジェローム・リチャードソン
（サド・ジョーンズ = メル・ルイス・オーケストラ、ほか）

ファンキィ・サックス天国
ルー・ドナルドソン

Whisper’s Sax Photo archives
ルー・ドナルドソン
Photo by Shigeru Uchiyama

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トート音楽院 “井出慎二のフレキシブル編成で合奏を楽しむジャズ・アンサンブル・コース”
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