㈱リットーミュージック
エッジィな男 ムッシュかまやつ
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内容
ムッシュかまやつとはなんだったのか?
そのエッジィな魅力を多面的に探る愛のある文化論
惜しまれつつ、最高の歌と、忘れられない面影を残した大スター、ムッシュかまやつ。カッコいい、凄い、とがっている......等、数多くの形容詞で評されつつも、多くの人にはその実態がつかみきれないはずだ。それもそのはず、ムッシュは常に時代の先端(エッジ)にいた。その活動の本態と真価を描き出すのが本書。著者は、GS評論家の第一人者であり、ムッシュに数多くのインタビューを行った中村俊夫と、公私にわたり数多くの接触を持ったサエキけんぞう。二人が系統的で完璧なデータベースを背景にしながら、ムッシュのエッジィであり続けた才能の軌跡を、面白く納得できるエピソードのコラムの集合体で綴る。唯一無二のアーティスト、ムッシュかまやつを多面的に分析した愛のある文化論。
【CONTENTS】
●第1章 生涯いちバンドマンのライフ・イズ・グルーヴ
カントリーからヘヴィ・ファンクまで、その音楽変遷史
見過ごされてきた超カッコいい音源
「フリフリ」?カオシーな日本ロックの曙
●第2章 ザ・スパイダースのメイン・ソングライター
「夕陽が泣いている」?数奇な運命をたどるキー曲
「真珠の涙」?ムッシュとスパイダース進化形
リアルタイムのスウィンギン・ロンドン
ザ・スパイダースの隠れ名曲ガイド
◎コラム
ザ・スパイダースの外タレ前座時代
ザ・スパイダースの国際戦略
ザ・スパイダース幻のラスト・レコーディング曲
●第3章 爆発前夜
カントリー&ウェスタンの洗礼
レコード・デビューはしたけれど...かまやつヒロシ氷河期
短命に終わった幻のバンド、ザ・サンダーバード
グリニッジ・ヴィレッジでビートニクと遭遇
亀渕友香に聞く初期ムッシュの実像
●第4章 運命を切り開く人の輪
華麗なる音楽DNA・釜萢家と森山家
老舗レストラン、キャンティが結んだ縁
ZUZU(安井かずみ)との69/70
◎コラム
自ら選んだレイジー・ライフ
●第5章 70年代、充足のミュージック・ライフ
はっぴいえんど、そしてユーミン
ウォッカ・コリンズの軌跡
武部聡志、石井ジローに聞く「ロックな」70年代
持ち前の反骨精神を見せた「いま、ボブ・ディランは何を考えているか?」
◎コラム
和メロはカタキだったのか?
新しき才能との出会い
●第6章 いつまでもどこまでも
1990年代、渋谷系&世界規模の再評価
25年の時を経て結実した雷門プロジェクト
主治医に聞く穏やかな最期の日々
「B級ミュージシャンとして生きる」美学を貫き通したその処世術
◎コラム
乱入はいつもの合言葉?
ムッシュかまやつ古希インタビュー
職業作曲家としてのムッシュ(提供曲リスト)
ディスコグラフィー
著者プロフィール
サエキけんぞう
アーティスト・作詞家。1980年ハルメンズ『近代体操』でデビュー、86年パール兄弟『未来はパール』で再デビュー、2003年『スシ頭の男』でフランス・デビュー。作詞家として、沢田研二、モーニング娘。、サディスティック・ミカ・バンド、他多数に提供。著書『歯科医のロック』(角川書店)他多数。12年著書『ロックとメディア社会』(新泉社)でミュージックペンクラブ賞受賞。最新著『ロックの闘い1965-1985』(シンコーミュージック)。
中村 俊夫(なかむら としお)
1954年生まれ。音楽企画制作者/音楽著述家。駒澤大学経営学部卒業後、音楽雑誌編集者、レコード・ディレクターを経て、90年代からGS、日本ロック、昭和歌謡等のCD復刻制作監修を多数手がける。共著に『みんなGSが好きだった』『日本ロック大系』『ミカのチャンス・ミーティング』『歌謡曲だよ、人生は』『ザ・タイガース研究論』等。
商品詳細
発売日 |
2017/10/13 |
ページ数 |
280 |
ISBN |
9784845631346 |
楽器 |
書籍 |
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