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ワーグナーシュンポシオン2018 特集ワーグナーの呪縛(2)
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日本のワーグナー研究の最新動向を伝える年刊誌。
飯守泰次郎氏ほかが故三宅幸夫氏への追悼文を寄稿、
特集ではワーグナー作品がピアノ編曲、映画、文学などに与えた影響を明らかにする。
『ワーグナーシュンポシオン』は、わが国におけるワーグナー研究の成果やワーグナー芸術にかんする多様な情報を発信する年刊誌。
「シュンポシオン」とは、古代ギリシャで酒を酌み交わしながら行われていた議論のことで、プラトンの対話篇『饗宴』の原題でもあります。
本誌を、ワーグナーについて真摯かつ自由闊達に語り合う場にしたいとの願いが、この誌名にこめられています。
本号では、巻頭に2017年8月に逝去した日本ワーグナー協会前理事長・三宅幸夫氏への追悼文集を掲載。特集は昨年にひきつづき「ワーグナーの呪縛(2)」と題して、リストのピアノ編曲、F.ラングの映画『ニーベルンゲン』、O.ワイルド、W.B.イェイツ、J.ジョイス、T.S.エリオットなどイギリスで活動した「亡命者」たちの文学と「ワーグナーの呪縛」とのかかわりを論じる。バイロイト音楽祭や国内の上演報告、内外の文献紹介ほか最新情報も満載。
プロフィール
日本ワーク゛ナー協会
1980年4月11日に産声をあけ゛た日本ワーク゛ナー協会は、19世紀ヨーロッハ゜の精神文化を代表するリヒャルト・ワーク゛ナーの芸術を探求し、広く紹介すること、それによって日本の芸術文化に貢献することを目的としています。東京て゛開催される月例会、関西・名古屋等の定例会を活動の中心に、テーマ別に専門家を講師に招き、講演会、レクチャーコンサート、DVD鑑賞会、ハ゜ネルテ゛ィスカッションなと゛を開催し、ワーク゛ナーの芸術を正しく紹介するよう努めています。また、来日中の外国の著名な演奏家、演出家、研究者らを招いた公開インタヒ゛ューや、彼らを囲むハ゜ーティー等さまさ゛まなフ゜ロク゛ラムも企画しています。出版活動て゛は、多彩な執筆陣による年1回の総合研究誌『ワーク゛ナーシュンホ゜シオン』刊行のほか、年4回協会機関紙『リンク゛』を発行。さらに研究成果の集大成ともいえるワーク゛ナー作品の音楽註・訳註つき対訳本は、23年の歳月をかけ、2013年全作品の対訳か゛完結いたしました。また、ハ゛イロイト祝祭劇場をはし゛めとする欧米音楽界と密接な情報交換や人的交流を行うなと゛、民間レヘ゛ルて゛の文化交流の架け橋として国際親善にも少なからす゛寄与しています。
CONTENTS
■追悼──故 三宅幸夫先生
かけがえのない理解者(飯守泰次郎)
ことばの魔術師(伊藤綾)
音楽の二刀流(佐々木喜久)
三宅幸夫先生追悼(小鍛冶邦隆)
三宅幸夫さんとのこと(池上純一)
まえがき(杉谷恭一)
■特集──ワーグナーの呪縛(2)
ワーグナー=リストのオペラ編曲(上山典子)
映画『ニーベルンゲン』とワーグナー(江口直光)
故郷なき者たちの拠り所─イギリスの「亡命者たち」が求めたワーグナー(高橋宣也)
[連載『ワーグナースペクトラム』誌掲載論文]
指揮の実践と解釈の方策─生産的破壊戦略としてのワーグナーの論争的メンデルスゾーン像(ハンス=ヨアヒム・ヒンリヒセン/吉田真訳)
■エッセイ
ヴァーグナーに魅せられて(今尾滋)
■上演報告
バイロイト音楽祭報告 二〇一七──バリー・コスキーによる新演出《ニュルンベルクのマイスタージンガー》(吉田真)
国内ワーグナー上演 二〇一七──《指環》への執着(?)が目立った一年(東条碩夫)
カールスルーエ歌劇場《指環》チクルス前半の報告(森岡実穂)
■書評
国内ワーグナー文献 二〇一七(佐野隆)
海外ワーグナー文献 二〇一七(フランク・ピオンテク/松原良輔訳)
執筆者紹介
■海外ワーグナー上演 二〇一七(曽雌裕一)
日本ワーグナー協会二〇一七年度活動記録
商品詳細
発売日 |
2018/7/25 |
ページ数 |
176 |
ISBN |
9784865591880 |
楽器 |
書籍 |
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