好きな曲を演奏できるようになったら、次は自分だけのオリジナル曲を作ってみませんか?
本記事では、作曲未経験の方でもすぐに実践できる作曲テクニックをご紹介します。
第1回は「短いメロディを作ろう」。誰でも鼻歌で簡単にできるメロディの作り方を伝授します。
ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスから発売中の書籍『ゼロからの作曲入門~プロ直伝のメロディの作り方~』より抜粋してお届けしますので、もっと作曲のことを知りたくなった方はぜひこちらも手に取ってみてください。
【01】音が2種類のメロディを歌う
作曲の第一歩としては、2 音や3 音といった「短いメロディ」を鼻歌か口で歌ってみるのが一番です。歌うのが嫌な人は、頭に浮かんだメロディをアプリや楽器で鳴らせばオーケーでしょう。
■音が2種類のメロディを歌う
実際に、お題に沿って口で歌ってみましょう。まずは2 種類の音の高さのメロディから歌ってみます。
■ 2 音を行き来するパターン

■ 同じ音を連打するパターン

これらは、レとミだけのメロディです。「ミとレを行き来する」ようなメロディや、「どちらかの音を連打する(ミ・ミ・ミー♪など)」ようなメロディが作れます。「次の音はどんな高さにしたいか」を考えて歌ってみましょう。
【02】ピッチ(音の高さ)を一部だけ変える
ピッチの一部だけ変えてみましょう。ピッチとは「音の高さ」のことです。音(音符と休符)は、「音の長さ(リズム)」と「音の高さ(ピッチ)」で表されます。ここでは前ページで紹介した「繰り返しの例」のメロディを使い、ピッチの一部を変えてみます。
■ ピッチの一部を変更した例

1 小節目と2 小節目が同じメロディ(繰り返し)ですが、最後の1
音だけ「ド」から「ミ」にピッチを変えています。同じメロディを繰り返すことで覚えやすくしつつ、最後のピッチだけを変えることで飽きさせずに聴かせることができます。
【03】ピッチを全部変える
たとえば、あるメロディを3 回繰り返すとして、2
回目以降はリズムをそのままにピッチだけをまるごと変えてみましょう。完全に同じリズム&ピッチで繰り返すよりも、キャッチーで親しみやすくなります。「キャッチーなメロディ」とは、思わず口ずさみたくなる、耳に残りやすいメロディのことです。
■ ピッチを変えながら繰り返す例

同じリズムのメロディを3 回繰り返し、それぞれのピッチを少しずつ変えることで、ストーリー性を持たせることができます。なお、4 回めにあたる最後のメロディは繰り返しを使っておらず、それまでの3
回と異なりつつシンプルなリズムにすることで、「区切り」「結論」という印象を与えています。
今回はここまで。次回は、今回学んだメロディの作り方を応用して1コーラスを作ります。
今回使用した書籍はこちら
ゼロからの作曲入門~プロ直伝のメロディの作り方~
(発行:ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス)
発売日:2025年5月28日
仕様:A5判縦/152頁
定価:2,200円(税込)
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