ショパン特集

ショパン特集

2025年は5年に一度のショパンコンクールが開催!
ショパンの楽譜、関連書籍や漫画、イベント情報など、ショパコンをさらに楽しむことができる情報や商品をご紹介いたします♪

昨年発見された未発表曲を楽譜化して発売!

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ショパン:ワルツ イ短調(2024年に発見された短いワルツ)/原典版/Kallberg編/Lang Lang運指(自筆譜のファクシミリ付) 【輸入:ピアノ】

ヘンレ社

2024年秋、 ニューヨークのモルガン図書館・博物館で発見された未発表のショパン・ワルツ。
専門家による真偽確認後、ヘンレ社が初の原典版を出版します!

自筆譜のファクシミリや、研究者の考察も収録。
さらに、この作品を初録音したことでも話題の世界的ピアニスト、ラン・ランによる運指付き。

2025年新刊

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出版社別 ショパン楽譜紹介

ショパン:バラード集/エキエル編 【輸入:ピアノ】

ポーランド音楽出版社(ショパン ナショナル・エディション/エキエル版)

ショパン生誕150年の1960年にポーランドの国家事業として始まり、生誕200年の2010年に完結しました。
編集責任者のヤン・エキエルは「作品の全体性」を重視しており、自筆譜、筆写譜、作曲者の修正を含む初版、ショパンが書き込みをした弟子の楽譜を中心とする閲覧可能なすべての資料に基づき、最新の方法論を用いて分析され楽譜が決定されています。
楽譜には、ショパンの運指法のほかに、現代の演奏で用いられる様々な運指法も掲載されています。ショパンコンクールの推奨楽譜となっています。

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パデレフスキ編 ショパン全集 II エチュード

ポーランド音楽出版社(パデレフスキ版)

イグナツィ・ヤン・パデレフスキ、ルドヴィク・ブロナルスキ、ユゼフ・トゥルチンスキが編集。
主にショパンの自筆譜、彼が認めた筆写譜、初版に基づいています。
ショパン演奏の楽想を余すところなく伝え、できる限り彼の意図に近い楽譜を作ることを目的としています。
日本では通称「パデレフスキ版」として、ショパン演奏のスタンダード・ヴァージョンとして親しまれています。

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ショパン:バラード集/原典版/Mullemann編/Theopold運指 【輸入:ピアノ】

ヘンレ社 (ヘンレ原典版)

1960-70年ごろからツィマーマン校訂で出版が始まり、2000年以降、新たにミュレマン校訂で新しいシリーズに変わってきています。
楽譜を理解するうえで校訂報告は非常に重要となりますので、ミュレマン版では、演奏のしやすいツィマーマン版の譜割りはそのままに、巻末に校訂報告のある個所には必ず下に注釈があります。
校訂報告には、ステマと言われる資料の体系図を記載し、作品成立の背景や当時の演奏方法に関しての情報も記載しています。

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ショパン:バラード集/批判校訂付原典版(新批判版)/サムソン編 【輸入:ピアノ】

ペータース社(新批判版)

2006年より出版が始まった「新批判版」では、今回のショパンコンクールでも審査員を務めているジョン・リンク博士など第一線の研究者達により校訂が行われています。原典版(新批判版)としてのペータースは、表紙上部の赤い帯が目印です。
エキエル版とは異なり、資料の全体性を重視しており、メインの原典資料(底本)を示した上で、それ以外をヴァリアントとして余白や校訂報告に掲載しています。資料に基づいたすべての情報を提示しているので、あらゆる可能性を理解した上でどのヴァリアントを選ぶか、演奏者自身が主体性をもって決めることができます。指使いについては、ショパン自身が書き残したもののみを採用しています。

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ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22/1台ピアノ編/ウィーン原典版 【輸入:ピアノ】

ウニヴァザール社 (ウィーン原典版)

赤い表紙でおなじみ。自筆譜や筆写譜、初版本、版下などを基に研究されている版です。
ドイツやオーストリア系の作曲家で有名ですが、ショパンの楽譜にも定評があります。
著名な研究者、演奏者による校訂で、運指や解説も読みごたえがあり、大変役立ちます。
上記に掲載のエキエルが若い頃に校訂を手がけた作品の出版もあります。

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ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60/原典版/Bitzan編 【輸入:ピアノ】

ベーレンライター社 (ベーレンライター原典版)

2016年よりベーレンライターにもショパンシリーズが加わりました。
いずれも若くして世界的なピアニストとなったハーディ・リットナーにより、歴史的な情報に基づく視点からみた運指がつけられています。
演奏者向けにレイアウトも凝っていて、舟歌に関しては折込ページもあり、譜めくりは最小限となっています。

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ショパン:練習曲集 Op.10/コルトー編 (英語版) 【輸入:ピアノ】

サラヴェール社(コルトー版)

昨今主流となってきた原典版とは異なり、いわゆる「解釈版」と呼ばれるものです。
ピアニストのアルフレッド・コルトーによって、その作品をどのように演奏すべきかを示し、場合によっては音の変更も加えられています。
他の楽譜とは違って、楽譜の合間に掲載されている詳細な解説文が多いのが特徴で、コルトーによる練習方法の提案などもあります。
他の版と併用して勉強すると、よいエッセンスとなるでしょう。

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注目の新刊!

ショパンの楽譜、どの版を選べばいいの?~エディションの違いで読み解くショパンの音楽

[増補新版]ショパンの楽譜、どの版を選べばいいの?~エディションの違いで読み解くショパンの音楽~

ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス

2015年に刊行された同名書籍に最新情報を追加してアップデート!
現在刊行されている「原典版」は何か違う? そしてどれを選べばよい?
エディションの違いを通じて、ショパンが求めた音楽に迫ります。

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ヤマハムックシリーズ216 ショパン、はじめました。

ヤマハムックシリーズ216 ショパン、はじめました。

ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス

はじめての人も、また弾きたくなった人も。
読んで、弾いて、親しんで、もっとショパンを楽しもう。
この本は、ショパンの作品のなかでも、『やさしい曲を厳選したムック』です。

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ショパンとショパン・コンクール

ショパンとショパン・コンクール

㈱音楽之友社

歴代の入賞者から現代の最前線までを紹介し、ショパン・コンクールをめぐる100年の歴史をたどる。そして作曲家の生涯を紹介しつつ、主要曲の名盤紹介を掲載、作品の本質に迫る。ショパン・コンクールと作曲家ショパン、その作品から演奏まで分かるダイジェスト的な1冊。

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音楽の友 2025年10月号

音楽の友 2025年10月号

㈱音楽之友社

開幕直前!第19回ショパン国際ピアノコンクール徹底解説。話題沸騰の本大会を前に、出場する85名すべてのピアニストたちの基本データを紹介します。

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関連ピアニスト書籍&楽譜

文庫 終止符のない人生

文庫 終止符のない人生

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2021年10月、第18回ショパン国際ピアノコンクールで第2位に輝いたピアニスト 反田恭平氏の著書。ショパンコンクール後を語った新しい文章も追加されて文庫化!

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角角野隼斗 3つのノクターン

角角野隼斗 3つのノクターン/Human Universe

ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス

2021年の第18回ショパン国際ピアノコンクールではセミファイナリストに選出されたピアニスト 角野隼斗氏の世界デビューアルバム「Human Universe」より、楽譜、ご本人による楽曲解説、直筆譜の一部を掲載!(期間限定特典も)

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ユンディ・リ 李云迪:煌めくピアノ神童の軌跡

ユンディ・リ 李云迪:煌めくピアノ神童の軌跡

文芸社

ショパン国際ピアノコンクールでの歴史的勝利。中国から世界へと羽ばたいたピアニスト、ユンディ・リの軌跡を描く一冊。

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9784063724295

ピアノの森

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森のピアノをおもちゃ代わりにして育ってきた少年が、周囲の人たちとの出会いを機に成長を経てショパン・コンクールに挑む姿を描いています。登場人物たちの演奏シーンはリアルで臨場感にあふれ、クラシックファンにも高い支持を得ています。音楽をやっていない人でも作品にのめりこめる一冊です。作品に登場する楽曲を実際に演奏しながら、物語の世界をより深く味わってみるもの良いですね。

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ぼく、ショパン マンガで楽しむ偉大な作曲家のホントの話

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カワイ出版

偉大な作曲家のエピソードを親しみやすい絵と言葉で描いたマンガ風の読み物。
ショパンってどんな人生だったの? 出会いと別れが美しい旋律を生み出した!?
音楽室の肖像画ではわからない彼の素顔がこの一冊に満載。

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すぐわかる!4コマピアノ音楽史 ロマン派~20世紀編

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カヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス

ピアノの歴史を学ぶと演奏はもっと楽しくなる!
ショパン、リストなどピアノの大作曲家が活躍し、「ブルクミュラー」「バイエル」「ハノン」などの教則本が登場したピアノの黄金時代を、一挙に解説!!

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最新イベント情報

ショパコンを10倍楽しむ! ピアノと楽譜から見るショパンコンクール

今も昔も、ピアノを弾く人に愛されるショパン。その楽譜は現在もさまざまなエディションが刊行されています。 本イベントは、ショパンのエディション研究の第一人者・岡部玲子先生と、ショパン国際ピアノコンクール出場経験のある三重野奈緒さんが登壇し、演奏とトークを通じてショパンの魅力を深堀りします。 5年に1度の大舞台、コンテスタントたちは何を考え、楽器や楽譜を選んでいるのでしょうか。ここでしか聞けない貴重な話題がもりだくさんですので、ぜひご来場くださいませ!

■場所:ヤマハミュージック 名古屋店
日程:2025年12月1日(月) 10:00開場 / 10:30開演
詳しくはこちら
※ヤマハミュージック 名古屋店サイトへリンクします。

■場所:ヤマハミュージック 池袋店 【満席】

日程:2025年12月5日(金) 9:00開場 / 9:30開演
詳しくはこちら
※ヤマハミュージック 池袋店サイトへリンクします。

■場所:ヤマハミュージック 仙台店
日程:2025年12月22日(月) 10:15開演
詳しくはこちら
※ヤマハミュージック 仙台店サイトへリンクします。


≪これまでの公演≫

■場所:ヤマハミュージック 福岡店 【終了】
日程:2025年10月28日(火) 10:15開場 / 10:30開演
詳しくはこちら
※ヤマハミュージック福岡店サイトへリンクします。

■場所:ヤマハ銀座店 【終了】
日程:2025年11月7日(金) 10:00開場 / 10:30開演
詳しくはこちら
※ヤマハ銀座店サイトへリンクします。

■場所:ヤマハミュージック 大阪なんば店 【終了】
日程:2025年11月10日(月) 10:00開場 / 10:30開演
詳しくはこちら
※ヤマハミュージック 大阪なんば店サイトへリンクします。

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【演奏しない人のための楽譜入門#03 】

ショパンコンクール、観るだけじゃもったいない!初心者でもやさしく弾ける30曲でショパンをはじめよう

2025年は5年に一度のショパン国際ピアノコンクールの開催年。世界中のピアニストの名演を耳にして、「自分もショパンを弾いてみたい」と思う方も多いのではないでしょうか。そんな初心者や大人の再挑戦にぴったりの、やさしいショパン楽譜を集めた一冊をご紹介します。

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ショパンの楽譜は、原典版・解釈版・初版など多様な版が存在し、どれが「正しい」のか一概に言えません。原典版は作曲家の意図を忠実に再現する一方、解釈版には演奏家の知見が詰まっています。記事では、エキエル版・ペータース版など主要な原典版の特徴や、コルトー版などの解釈版の価値を紹介し、目的に応じた楽譜選びのヒントを提示します。

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前回の現地レポート・対談

2021ショパンコンクールレポート

ショパン国際ピアノコンクール2021 ハイレベルな競演

ショパン研究の第一人者である岡部玲子氏が前回2021年のショパンコンクールを訪れた際の現地レポートです。 生でしか味わえない貴重な体験が盛りだくさん!

レポートを見る

ショパン国際ピアノコンクール2021 開催前対談

2020年のショパン・コンクールはコロナ禍の影響により、1年越しの開催となりました。 その間、音楽業界ではオンラインコンサートやリモートアンサンブル、YouTube動画によるファンとの交流など、さまざまな試行錯誤が模索されました。 そんな背景もあり、前回のコンクールを例年以上に楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか。

開催を機に、ピアニストで音楽学者の岡部玲子先生と、ピアノ指導者の角野美智子先生の夢の対談を緊急企画した動画です。

知っておきたい基礎知識

ショパンについて

 ショパン――ロマン派音楽の詩人

フレデリック・フランソワ・ショパン(1810年3月1日~1849年10月17日)は、ポーランド出身の作曲家・ピアニストであり、ロマン派音楽を代表する存在として知られています。彼は形式にとらわれず、個人の感情や民族性を自由に表現するロマン派の精神を体現し、ピアノ音楽に新たな地平を切り開きました。

ショパンはワルシャワ近郊に、フランス人の父とポーランド人の母のもとに生まれ、幼少期から音楽の才能を発揮しました。4歳でピアノを始め、7歳で初の作品「ポロネーズ ト短調」を作曲。8歳で公の演奏会に出演し、「モーツァルトの再来」と称されるほどの注目を集めました。12歳からはワルシャワ音楽院長エルスナーに師事し、作曲の研鑽を積みました。

1829年にはウィーンで演奏旅行を行い、国際的な評価を得ますが、翌年ポーランドで独立運動が勃発。祖国の混乱を受けてショパンはワルシャワを離れ、最終的にパリへと移住します。この時期に作曲された「革命のエチュード」は、祖国の苦境に対する憤りを込めた作品として知られています。

パリでは演奏活動と作曲に励む一方、貴族の子女にピアノを教えることで安定した生活を築きました。また、リスト、シューマン、ベルリオーズ、ドラクロワら同時代の芸術家たちと交流を深め、芸術的刺激を受けながら創作を続けました。1836年には作家ジョルジュ・サンドと出会い、恋愛関係に発展。病を抱えながらも彼女とともにスペイン・マジョルカ島やフランス・ノアンで療養生活を送りました。

ショパンの作品は、ほとんどがピアノ・ソロで構成されており、ノクターン、ワルツ、マズルカ、ポロネーズ、バラードなど、多彩な形式で感情豊かな音楽を展開しています。ポーランドの民族的要素とパリの洗練された感性が融合した彼の音楽は、技巧と詩情を兼ね備え、今なお多くの人々を魅了し続けています。

39歳という短い生涯の中で、ショパンはピアノ音楽の可能性を極限まで追求し、ロマン派音楽の中でも特異な輝きを放つ存在となりました。その作品は、単なる技巧の披露ではなく、深い感情と美的理念に貫かれた芸術として、今日に至るまで高く評価されています。

キャンペーン

ショパンプレゼントキャンペーン

音楽之友社 ショパンキャンペーン

Sheet Music Store × 音楽之友社 ショパン国際ピアノ・コンクール開催記念キャンペーン!期間限定特典プレゼント(2025/11/28 15時まで)

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