演奏は苦手でも「クラシック音楽を聴くのは大好き」というあなたへご提案。作品解説を読み、オーケストラ譜を目で追いながら名曲の深さを味わえるポケットスコア(ミニチュアスコア)はいかがですか?
2025年「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート」の演目作品の一部と年末恒例「ベートーヴェン 交響曲第9番」(各社版)を国内出版社よりピックアップしました♪
ポケットスコア(ミニチュアスコア)で広がる名曲の奥深い世界をぜひお楽しみください。
ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート2025
(505)Jシュトラウス二世 <ジプシー男爵>序曲
日本楽譜出版社
ヨハン・シュトラウス2世の〈ジプシー男爵〉は、オーストリアとハンガリーを舞台とするオペレッタで、ハンガリーの異国情緒溢れる音楽と、ウィンナ・ワルツの優美な旋律を交錯させたダイナミックな作品です。
オーストリア・ハンガリー帝国の統治体制が軌道に乗り始めた時期の1885年、多民族の共存、多文化の共生を描いた作品として初演され、大成功を収めました。その序曲は、オペレッタ中の様々な旋律をポプリ風に繋ぎ合わせたもので、今日では演奏会の曲目としても単独で演奏されます。
(126)Jシュトラウス二世 酒と女と歌
日本楽譜出版社
この曲は、もともとはウィーン男声合唱協会のために作曲された合唱ワルツでしたが、今日では管弦楽のみで演奏される機会が多く、本スコアは管弦楽版です。曲名は古い諺「ワインと女と歌を愛さぬ者は一生愚か者である」に由来しています。リヒャルト・ヴァーグナーはこの曲をとりわけ気に入り、彼の63歳の誕生日に自ら指揮を執ったといわれます。
No.219.Jシュトラウス二世 アンネン・ポルカ OP.117
日本楽譜出版社
解説:溝部國光
編成:Picc, Fl, Ob, Cl, Fg, Hr, Tp, Tb, Tim, S.D, B.D, Cym, Glo, Vn, Va, Vc, Cb
「ベートーヴェン 交響曲第9番」(各社版)
OGT-2109 ベートーヴェン交響曲第9番 二短調 作品125(合唱付)
音楽之友社
人気の高いベートーヴェンの交響曲第1~9番のミニチュア・スコアをリニューアル出版、その第2弾。第9は、ベートーヴェン最大の交響曲であり、数々の革新性、記念碑的な性格、後世への影響の大きさゆえに、このジャンルの歴史で大きな節目をなす作品。
ポケットスコア ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調 作品125/合唱譜付
全音楽譜出版社版
ゼンオン・スコアでベートーヴェンの交響曲全9曲をあらためて出版。その第1弾は『第九交響曲(合唱付)』です。 従来に比べ3割大きなサイズとなる新しいスコアは、長く演奏に使われてきたブライトコプフ旧全集(改訂版)をベースに、最新の各社版や諸氏の研究資料を参考に制作しています。 旧全集版に対する校訂の内容や判断はノートで詳細に報告してあります。 諸井三郎氏の徹底した楽曲分析による解説は、時代を超えて読まれるに値するものです。本書ではこの解説を読みやすく組み直して再録しています。
(100)ベートーベン 交響曲 第9番 ニ短調〈合唱付〉
日本楽譜出版社
作曲家:ベートーヴェン
解説者:溝部国光
ジャンル:交響曲 声楽・合唱曲
品番:100
編成:Picc, 2Fl, 2Ob, 2Cl, 2Fg, Cfg, 4Hr, 2Tp, 3Tb, Timp, Vn I, Vn II, Va, Vc, Cb Soli: Sop, Alt, Ten, Bar. Chor: Sop, Alt, Ten, Bas
国内各社その他作品
音楽之友社
【ミニチュアスコアの特徴】
解説に自信あり!それぞれの曲に最もふさわしい音楽学者や作曲家が担当。
楽譜はレイアウトを工夫し、見易さと使い易さにもこだわりました。
「ミニチュアスコアは実用版である」という考えから、演奏や録音などで接する機会の多い、もっとも一般的な版や稿を底本に、指揮者用の大型スコアなども参照して作成したオリジナル版です。(A5判商品)
ポケットスコア(ミニチュアスコア)とは?
ポケットスコア(ミニチュアスコア)は、オーケストラや室内楽の楽譜を手軽に持ち歩けるサイズで出版したものです。コンパクトながらも全パートが記載されており、音楽愛好家や勉強中の方にとって多彩な楽しみ方があります。
【ポケットスコアの楽しみ方】
【1】音楽鑑賞のお供に
演奏を聴きながらスコアを追うことで、楽器ごとの役割やアンサンブルの構造をより深く理解できます。好きな曲を新しい視点で楽しむきっかけにもなります。
【2】作曲家の意図を探る
スコアには、ダイナミクス(強弱記号)やアーティキュレーション(奏法指示)が詳細に書かれています。これを読み取ることで、作曲家の表現意図や作品の背景を深く味わえます。
【3】持ち歩いて気軽に勉強
ポケットサイズなので、旅行先やカフェなどでも気軽に学べます。楽器や作曲の勉強をしている人にとって、移動時間を活用できる便利なアイテムです。
【4】演奏者目線を体験
自分の演奏している楽器以外のパートを見ることで、全体のアンサンブルを把握する力がつきます。また、指揮者や作曲家の視点に近づけるのも魅力です。
【5】コレクションとして楽しむ
多くの名曲がポケットスコアとして出版されています。作曲家ごとやジャンルごとに集めて並べるだけでも、音楽への愛着が深まります。
初心者でも楽しめますし、音楽の知識が増えるほど新たな発見があるのもポケットスコアの魅力です。ぜひお気に入りの曲を手に取り、音楽との対話を楽しんでください。