第二次大戦末期に、ラジオ・ジュネーヴから休戦の日を祝う音楽作品を依頼されたマルタンが、その歴史的セレモニーにふさわしい題材として「聖書」を選び、この作品が生まれた。1944年の8月から10月にかけて作曲、ただちにオーケストレーションがなされ、約束どおり1945年5月7日の休戦記念日に初演され、聴衆に深い感動を与えた。編成は独唱者にソプラノ、アルト、テノール、バリトン、バス。2群の混成合唱とオーケストラという大規模なもの。 MARTIN, Frank TheodoreIn Terra PaxUniversal Edition Ag.