内容: I. Lebhaft (Vivace) II. Scherzo. Sehr masig (Molto moderato) III. Nicht schnell (Non presto) IV. Feierlich (Solenne) V. Lebhaft (Vivace) ロマン的な性格の強い歌曲や小品で知られるシューマンは、交響曲についても4つの作品を書き残しています。なかでも交響曲第3番は〈ライン〉の通称で知られており、その素材にはシューマンが愛用した妻クララの音形が用いられました。管弦楽法の面では熟達していなかったという評価も聞かれるシューマンですが、その楽器法をむしろ独自の個性と捉えれば、そこに新たな価値を見いだすこともできましょう。