フォスターミュージック
吹奏楽スコア 樽屋雅徳 銀河鉄道の夜
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この曲はフォスターミュージック株式会社の委嘱により作曲しました。生誕120周年を迎えた有名作家・宮沢賢治ですが、実は『銀河鉄道の夜』は宮沢賢治の死後に発見された未完成の作品であり、長年にわたり物語の解釈について研究や推敲が進められてきたそうです。曲は、その奥深いストーリーを追うようにして進んでいきます。
冒頭で神秘的な世界観を描いた後、「ケンタウル祭の夜」に主人公:少年ジョバンニは街に出掛けますが、同級生から行方不明の父のことをからかわれ孤独な思いをします。ジョバンニはひとり星空を眺めていると、突然聞こえてきた「銀河ステーション」という声とともにまぶしい光に包まれ、気が付くと友人のカムパネルラとともに銀河鉄道に乗り込んでいました。2人は銀河鉄道に乗って、星を巡る旅を楽しみ、そこでさまざまな考えや生き方をする人々に出会っていきます。
化石を発掘する大学士と出会った「北十字とプリオシン海岸」、愉快な狩人との出会いをワルツにした「鳥を捕る人」、「タイタニック号の悲劇」では、乗客への警報と現場の混沌とした状況を表し、自身の作品である'マードックからの最後の手紙'のフレーズが見え隠れしています。2人は旅の終わりに、旅の途中で聞いた「本当の幸福」のために一緒に歩んでいこうと誓いますが、夢から覚めた後、カムパネルラは川に落ちた友人を助けようとして亡くなります。
本当の幸せとは誰かのために生きることなのかもしれない、とカムパネルラの死を受けて思い巡らす「ジョバンニの切情」そして、エンディングではジョバンニの元に父がもうすぐ帰ってくるという手紙が届き、父からの知らせを持って、母の元へと心弾ませ帰るところで物語が終わります。
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