フォスターミュージック
吹奏楽スコア 晩夏の歌 ~夏のおわりが語ること~
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Commissioned by 仲田 守(オーガナイザー)
日野謙太郎(光ヶ丘女子高等学校吹奏楽部)
楊 鴻泰(六甲ヴェルデ吹奏楽団)
奥山泰三(ウィンドアンサンブル・ソレイユ・ふくい)
松本壮史(おかやま山陽高等学校吹奏楽部)
岩田俊哉(川崎医療福祉大学ウインドオーケストラ ハートフルウインズ、玉野ウインドオーケストラ)
<謝辞>
この楽曲は、上記の指導者・団体の皆様の共同委嘱により制作されたものです。
特に仲田先生、日野先生と光ヶ丘女子高等学校吹奏楽部の皆さん、岩田先生には多大なご協力をいただきました。
本作を産ませていただいた皆様に篤く感謝申し上げます。
本作は私の「夏」への希求に対し、一旦の結論を示した楽曲である。
2009年に書いた『吹奏楽のためのスケルツォ第2番《夏》』では、当時の自分が憧れる「夏」が表現された。自分はその「夏」を文章であらわすとき「永遠に手に入らない理想としての夏」等と説明した。
それから10年経ち、一定のキャリアや人生経験を積んだ今、自分の「夏感」がだいぶ変化したことに気がついた。
私はこれに、現在の「夏」に、今一度真正面から取り組んでみようと決意した。
前作のセルフ・アンサーソングとして、また、自分が希求する理想世界の「夏」の変化(または変わらないもの)を音楽で表現したいと思いたったのである。
その結果、楽曲は前作より、自然的で、素朴なエッセンスが大きく入り込んだものとなった。
これは成長と捉えることもできるし、求心力の低下と捉えることもできよう。広範な聴衆の判断が待たれる所である。
楽曲は冒頭、『スケルツォ第2番』の最後に奏される、主和音に行き届かない2つの和音が拡大され提示される。この主題は楽曲全体に散りばめられている。楽曲は、この和音の解決に向かっていく思考が主眼となる。
表現主義的な音塊、不安を煽る無調のアダージョなどが展開されたのち、私が長年追求している変拍子のプログレシヴック調に、牧歌的な部分が配合された楽想があらわれる。
その後調性のアダージョとなるが、低音には19歳のときに作曲した、夏を賛美するメロディを使用した。制作年を1999 2020としたのはこれに由来する。
最後は冒頭に提示された和音列が再現され、主和音である「Ebメジャー」という結論によって締められる。
この和音は“Summer”の頭文字S、そして作者のイニシャルであるSをEsに転化させた音名象徴でもある。(鹿野草平 )
商品詳細
発売日 |
2021/2/24 |
サイズ |
A4 |
JAN |
4560318475960 |
楽器 |
吹奏楽 |
編成 |
中編成 |
難易度 |
5 |
演奏時間 |
9分20秒 |
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