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SR-072 J.B.ルイエ ソナタ集 第14巻 2CD付
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★アルトリコーダーの名曲をチェンバロ伴奏つきで演奏できる、「チェンバロ伴奏CDつき楽譜」
◆ソナタ ト長調 作品4の4
★解題★
J.B.ルイエ(1688?~1720頃?)の「リコーダーと通奏低音のための12のソナタ 作品4」は、1700年代の早いころ、作品1・作品2・作品3につづきアムステルダムで出版されました。
★解説★
5つの楽章から成る、 全体に晴朗平明な作品です。
第1楽章はポコ・ラルゴ(やや広々と)、4分の3拍子です。低音が4小節のパターンをえんえんと繰り返す上で独奏楽器がいろいろと変化のあるフレーズを奏する「チャコーナ」(シャコンヌ)の手法を取り入れた楽章になっています。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子で、16分音符の動きを中心とする活発な運動性の曲です。もちろんしっかり書かれてはいますが、際立った特徴がない楽章になったかも知れません。
第3楽章はラルゴ(広々と)、4分の4拍子。フレーズの終わりの音が次のフレーズの始まりにもなる手法を多用しながら簡潔にまとめられています。
第4楽章はアレグロ、4分の3拍子で、音階的な動きを中心とした明るく素直な(悪く言えば平凡な)主題を扱います。まるきり平凡に終わるのを避けるためか、ダカーポの前にアンダンテのエピソードを挟むという工夫があります。
第5楽章はアレグロのジークで、8分の6拍子です。これまた平明な感じのテーマを扱って軽い感じに展開した楽章ですが、音楽の進み方には適度な緊張感があって、演奏して気持ちのいい音楽です。
◆ソナタ ハ短調 作品4の5
★解題★
J.B.ルイエ(1688?~1720頃?)の「リコーダーと通奏低音のための12のソナタ 作品4」は、1700年代の早いころ、作品1・作品2・作品3につづきアムステルダムで出版されました。
★解説★
4つの楽章から成り、緩・急・緩・急の構成です。随所に新鮮な進行を盛り込んだ意欲的な傑作です。
第1楽章はラルゴ(広びろと)、4分の4拍子です。2小節の前奏に続いて、なだらかな音階的進行の多い音楽が展開していきます。後半、すべるように激しく転調を繰り返す進みかたは斬新な印象を与えます。
第2楽章はアレグロ(快活に)、2分の2拍子の快速な楽章です。力強く始まる主題をいろいろな調に移し、いくつかの副主題をはさみながら扱っていきます。フレーズの長さが不規則で、複雑な展開をみせる、よく工夫された楽章になっています。
第3楽章は再びラルゴ、4分の4拍子です。歌謡性に富む旋律で、展開も手堅くおこなわれ、すぐれたできばえ。半終止で第4楽章に続きます。
第4楽章は再びアレグロで、8分の6拍子のジークです。短く引き締まったつくりで、効果的な転調を駆使した意外性に富む内容になっています。小粒ですが非常な名品だといえるでしょう。
◆ソナタ ト短調 作品4の6
★解題★
J.B.ルイエ(1688?~1720頃?)の「リコーダーと通奏低音のための12のソナタ 作品4」は、1700年代の早いころ、作品1・作品2・作品3につづきアムステルダムで出版されました。
★解説★
4つの楽章から成り、舞曲形式を多く用いた組曲ふうの構成です。
第1楽章はアルマンドで、ポコ・アレグロ(やや快活に)、4分の4拍子です。16分音符が支配する曲調で、比較的淡々と音楽が進みます。前奏曲を兼ねたような性格を持たせたのでしょう。
第2楽章はラルゴ(広々と)、2分の3拍子のゆったりとした曲です。非常にやさしく演奏できる、ルイエらしいきよらかな感じの楽章で、心に訴える力も強い名品です。
第3楽章はコレンテ(クーラント)で、アレグロ、4分の3拍子。わかりやすく、演奏も比較的やさしい曲ですが、新鮮な趣向も凝らされていて、内容的にたいへんしっかり作られた佳作です。
第4楽章はヴィヴァーチェ、8分の6拍子で、ジークふうの曲です。最初は比較的平凡な感じで進みますが、後半部に入ると意外性のある展開がいくつも用意されている、すぐれた終曲です。
収載曲
J. B. ルイエ ソナタ集 第14巻
作曲: ルイエ
商品詳細
発売日 |
2014/7/1 |
ページ数 |
28 |
JAN |
4571325245804 |
ISBN |
9784862663696 |
楽器 |
リコーダー |
作曲者 |
J.B.ルイエ |
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