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SR-106 ボワモルティエ アルトリコーダー二重奏曲集 第5巻

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SR-106 ボワモルティエ アルトリコーダー二重奏曲集 第5巻

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★冊子・・・A4サイズ スコア20ページ(パート譜の1冊を兼ねる) 別冊パート譜16ページ

★CD・・・2枚
収録内容=各種マイナスワン演奏(上の表のとおり)、リコーダー演奏例

・2本のアルトリコーダーのための組曲 ハ長調 作品27-1

★解題★

 作品27は、ミュゼット、リコーダーをはじめ各種の旋律楽器で演奏できる作品集として1730年にパリで発表された曲集です。6曲の無伴奏2重奏組曲と、2曲の通奏低音伴奏独奏曲から成っています。

 小味な装飾に特色のあるフランスバロックらしい作品で、やさしく演奏でき、曲想もわかりやすい、楽しい曲集になっています。

★解説★

 作品27-1の組曲はハ長調で書かれており、5曲から成っています。美しさ、楽しさは一級品です。

 第1曲はプレリュードで、グレイヴマン(どっしりと)と指定されており、2分の2拍子です。気品のあるしめやかな感じの曲で、第1リコーダーと第2リコーダーの呼応も楽しい、すぐれた出来栄えです。イネガル奏法を取り入れて付点リズムを厳しくとると、「フランス風序曲」のようなおもむきが出ますので、そのように演奏するのも面白いかも知れません。

 第2曲はブーレ(ブレー)で、速い2分の2拍子です。第1リコーダーが先導して第2リコーダーが呼応する形で始まり、後半は声を合わせてハーモニーをつくる場面が多くなります。リズミカルで爽快な楽曲で、最後は気持ちのいい高揚感もあります。

 第3曲はパスピエで、8分の3拍子です。軽快軽妙な音楽でありながら歌謡性も実に豊かで、小粒ながら密度の高い佳品です。前半は八分音符で拍を刻んでいく音楽ですが、後半は16分音符の速い動きが中心になり、スピード感が増します。
 
 第4曲はグラシューズマン(優美に)と指定された2分の2拍子のロンドです。ロンド主題、第1副主題、第2副主題とも、第2リコーダーが少し遅れて第1リコーダーを同度カノンのように追いかける始まり方をしているのが特徴で、ロンド主題・第1副主題のさいは1小節(2拍)遅れですが、第2副主題のときは1拍遅れという切迫した追いかけかたになります。

 第5曲はオングロアーズ(ハンガリーの、ハンガリー人)と題され、ゲマン(陽気に、楽しく)と指定された、速い2分の2拍子です。いわゆるジプシー音楽を意識したものなのでしょう。四分音符が淡々と進んでいくようでいて、旋律性がゆたかで音楽の姿も実にうまくまとまった作品になっています。短調の第2オングロアーズを挟んだのち、最初に戻って終わります。

・プレリュード (B2)
・ブーレ (B3)
・パスピエ (B3)
・ロンド (B2)
・オングロアーズ (B2)

※A1~C3で示したのは「指回り難易度」です。
※リコーダー演奏: 石田誠司/高橋たかね

・2本のアルトリコーダーのための組曲 ハ長調 作品27-2

★解題★

 作品27は、ミュゼット、リコーダーをはじめ各種の旋律楽器で演奏できる作品集として1730年にパリで発表された曲集です。6曲の無伴奏2重奏組曲と、2曲の通奏低音伴奏独奏曲から成っています。

 小味な装飾に特色のあるフランスバロックらしい作品で、やさしく演奏でき、曲想もわかりやすい、楽しい曲集になっています。

★解説★

 作品27-2の組曲はハ長調で書かれており、5曲から成っています。美しさ、楽しさは一級品です。

1 アルマンド
 第1曲はプレリュードふうの音楽ですが、アルマンドと題され、グラーヴマン(重々しく)と指定されています。2本のリコーダーのからみあいが面白くまた美しく、絶品と言っていいでしょう。

2 ロンド 
 第2曲は8分の6拍子のロンドで、グラシューズマン(優美に)と指定されています。響きが美しく、まさに優美に歌うロンド主題に、すてきな副主題が2つ、そして最後はロンド主題にも変化が加えられています。

3 ペイザンヌ
 ペイザンヌは「農民」などの意味でしょうから、田舎風の音楽なのでしょう。きっぱりした感じで始まってすばしこい動きをみせる音楽です。

4 ドゥースマン
 ドゥースマン(優しく)とあります。そのとおり、おだやかな動きで、すこしゆったりと歌っていく、あたたかな曲です。この曲などはイネガルをしてみてもいいかも知れません。

5 メヌエット
 8分の3拍子の軽妙なメヌエットです。第2メヌエットの最後までを演奏し、また第1メヌエットに戻る演奏が想定されていると思われます。第1メヌエットでは、繰り返しのさいに少し音を細かく動かして、いわば doubleのように書かれています。第2メヌエットは(フラットは2つですが)ハ短調になっています。

・アルマンド (B2)
・ロンド (B2)
・ペイザンヌ (B3)
・ドゥースマン (B1)
・メヌエット (B2)

※A1~C3で示したのは「指回り難易度」です。
※リコーダー演奏: 石田誠司 (多重録音)

・2本のアルトリコーダーのための組曲 ト長調 作品27-3

★解題★

 作品27は、ミュゼット、リコーダーをはじめ各種の旋律楽器で演奏できる作品集として1730年にパリで発表された曲集です。6曲の無伴奏2重奏組曲と、2曲の通奏低音伴奏独奏曲から成っています。

 小味な装飾に特色のあるフランスバロックらしい作品で、やさしく演奏でき、曲想もわかりやすい、楽しい曲集になっています。


★解説★

 作品27-3の組曲はト長調で書かれており、5曲から成っています。軽快な楽しさ。

1 プレリュード
 ラントマン(ゆっくりと)と指定されたプレリュード(前奏曲)です。「フランスふう序曲」によくみられる付点リズムを基調とする音楽ですが、同度のカノンとして進んでいくのが大きな特徴です。

2 コサック 
 ヴィヴマン(生き生きと)と指定されています。コサックはもちろんロシアの特殊な軍人組織を指す言葉で、作曲者なりにイメージがあったのでしょう。速い二分の二拍子で、ラすばしこい動きが盛り込まれています。

3 ロンド
 グラシューズマン(優雅に)と指定されたロンド。ロンド主題に挟まれて演奏される2つの副主題を持っていますが、後世のロンドにおけるほど、性格の対照は強くありません。

4 メヌエット
 8分の3拍子のメヌエットです。活発に動きたくなる音の並びかたで、この拍子で書かれていることからも、やや軽快めの演奏が良さそうです。

5 リゴドン
 短調の中間部を持つリゴドンです。切れ味の鋭い速い楽曲で、八分音符に付されたトリルを演奏するのはかなり難しいですが、それには目をつぶってでも、快速感に遺憾のないテンポを目指すのがいいかも知れません。

・プレリュード (B2)
・コサック (B3)
・ロンド (B2)
・メヌエット (B3)
・リゴドン (C1)

※A1~C3で示したのは「指回り難易度」です。
※リコーダー演奏: 早川廣志 (多重録音)

収載曲

[1] 2本のアルトリコーダーのための組曲 ハ長調 作品27-1
  作曲: ボワモルティエ
[2] 2本のアルトリコーダーのための組曲 ハ長調 作品27-2
  作曲: ボワモルティエ
[3] 2本のアルトリコーダーのための組曲 ト長調 作品27-3
  作曲: ボワモルティエ

商品詳細

発売日 2019/7/1
ページ数 20
JAN 4571325248355
ISBN 9784862666413
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