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リコーダーピース ディヴィジョン・フルート第1巻(3)ファロネルのグラウンド(ラ・フォリア)
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★ バロック時代のイギリスで流行った「グラウンド」を集めた曲集「ディヴィジョン・フルート」のシリーズです。 ★ コレルリの有名な「ラ・フォリア」に比べていくらかやさしく演奏できますので、広くお勧めです! ★冊子 ・スコア冊子(曲目解説、アルトリコーダー運指表つき) 12ページ ・別冊リコーダーパート譜 4ページ ★付属CD 内容 (1)チェンバロ伴奏 (2)伴奏にリコーダー演奏を合わせた演奏例 (3)異なるテンポによる伴奏をいくつか収録 (4)「バロックピッチ(A=415Hz)」による伴奏 ※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(デジタルサンプリング音源使用) ★収録曲の難易度(指回り難度) C1 ★曲集「ディヴィジョン・フルート」について★ ディヴィジョンとは、多くの回数繰り返し演奏される低音パターンに乗せて、即興的に演奏された一種の変奏曲で、主題としては、よく知られた歌謡や楽曲の旋律が用いられました。イギリスでは17世紀にヴァイオリンの名手たちがよく演奏して人気を博しました。1686年にイギリスの出版業者Playfordが出版した「ディヴィジョン・ヴァイオリン」は、名人のたちの演奏に刺激された音楽ファンの「自分でも演奏してみたい」という需要に応えるものだったのでしょう。 やがて紳士の間でリコーダーが流行するなか、出版業者Walshは1700年代初頭に「ディヴィジョン・フルート」を発刊しました。これは、「ディヴィジョン・ヴァイオリン」から多くの曲を取り入れ、別の曲も加えて編まれたもので、有名な「グリーンスリーブズ」や「イタリアン・グラウンド」などを含む、リコーダーファンの間では有名な曲集となっています。 ★「ファロネルのグラウンド」について★ 「ラ・フォリア」のテーマを用いたグラウンドです。有名なコレルリのラ・フォリアは1700年の出版ですから、この曲の方が先に広く知られていたことになります。タイトルではファロネル(Faronell)とありますが、作曲者はファリネル(Farinell)というフランス人ヴァイオリニストです。 最初の部分(テーマと最初の変奏)は、フランスの宮廷作曲家・リュリ (Lully)の Air des Hautbois Les Folies d’Espagne という合奏曲の旋律とそっくりです(Lullyでは付点リズムでなく均分リズで書かれていますが)。おそらくLullyの作品をふまえたものだったのでしょう。 また、このグラウンドはイギリスではよく親しまれたらしく、Thomas D’Urfey という人物が曲の前半部の旋律に国王チャールズ2世をたたえる歌詞をつけた Joy to Great Caesarという歌に仕立てました。また、いろいろな教則本や、ペープシュの劇音楽「乞食オペラ」にも引用されているとのことです。 「フォリア」の名作は数々ありますが、この「ファロネルのグラウンド」も、逸することのできない作品だと言ってよいでしょう。 ■リコーダーによる演奏 (C-1) ※カッコ内は指回り難度です。 ※リコーダー演奏: 石田誠司 チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
収載曲
[1] ファロネルのグラウンド(ラ・フォリア) 作曲: ファリネル グレード: C1
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商品詳細
発売日
2019/11/1
ページ数
12
JAN
4571325248522
ISBN
9784862667595
楽器
リコーダー
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