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RP レオナルドレオ アルトリコーダーソナタ第3番 ニ短調
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★冊子
・スコア冊子(曲目解説、アルトリコーダー運指表つき) 16ページ
・別冊リコーダーパート譜 4ページ
★付属CD 内容
(1)各楽章の伴奏
(2)伴奏にリコーダー演奏を合わせた演奏例
(3)各楽章につき(1)と異なるテンポによる伴奏をいくつか収録
(4)上級者向け「バロックピッチ(A=415Hz)」による伴奏
※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(デジタルサンプリング音源使用)
★収録曲の難易度(指回り難度)
第1楽章 B1
第2楽章 C2
第3楽章 B1
第4楽章 C2
★解題★
オーストリアのハラッハ伯爵(ナポリの副王を勤めた音楽好きの貴族)のコレクションのなかに、レオナルド・レオのリコーダーソナタ7曲の写しが含まれていました。本作はそのなかの3番目の曲です。
★解説★
緩急緩急の4楽章構成でがっちりと書かれたりっぱな風格の曲です。ちょっとしたことですが、第3楽章が、主調・ニ短調でなく、いわゆる平行長調であるヘ長調で書かれているあたりにも、新しい時代の音楽の息吹きが感じられるような気がします。
第1楽章はラルゴ(広びろと)、4分の3拍子です。シットリとしたわかりやすい旋律を歌っていきます。たくさん用いられている八分音符前打音をどう演奏するかによって感じが違ってくると思いますが、弊社版付属音源の演奏ではおおむね八分音符の音価を与えてみました。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の2拍子の、活発な感じの音楽です。前半に、ニ短調のテーマ、推移をはさんでヘ長調で始まる(シンコペーションのリズムを用いた)第2のテーマ。後半では2つのテーマを組み合わせて込み入った感じの音楽をくりひろげたあと、テーマを再現、続いて第2テーマもニ短調で再現して収束へ・・・・・・という音楽で、いわゆる「ソナタ形式」の音楽にかなり近づいています。
第3楽章は再びラルゴ、4分の3拍子で、ヘ長調で始まり、おおむね長調の明るい音調に終始します。しきりとヘミオラを用いるのは、やや特徴的なことかも知れません。
第4楽章は再びアレグロと指定され、8分の6拍子です。八分音符の速い動き流れていく常動曲のようなおもむきの音楽で、ジークとは少し違うように思われます。原譜では前半・後半それぞれの最後の不完全小節に付点四分音符ひとつだけが置かれていて、繰り返し記号によって戻るさいに拍数が合いませんので、弊社版では八分休符二つをそれぞれに補いました。
レオナルド・レオ
~~生き生きした魅力があふれる~~
★未来志向の作風
レオナルド・レオは1694年生まれのナポリの作曲家です。9歳のときナポリの音楽学校(コンセルヴァトワール)に入り、20歳のときにはオペラが宮廷劇場で上演されおおいに好評を博したというのですから、早熟の天才と言ってよいでしょう。50歳のときに急死するまで、コンセルヴァトワールで教えるかたわら、オペラと教会音楽の作曲家として活躍しました。器楽曲としては、写本でみつかっている7曲のリコーダーソナタのほか、チェロ協奏曲、鍵盤楽器のためのトッカータ集などが知られています。
レオは、いわゆる「ナポリ楽派」に属する作曲家ではありますが、「バッハ・ヴィヴァルディー世代」(レオよりも10歳ほど年上)の作曲家たちに比べると、より近代的で未来志向を感じさせる作風です。
★ハラッハ・コレクションの7曲のソナタ
オーストリアのハラッハ伯爵(ナポリの副王を勤めた音楽好きの貴族)のコレクションのなかに、レオナルド・レオのリコーダーソナタ7曲の写しが含まれていました。低音の数字・記号は(恐らく筆写した人が写すのを省いたたために)書かれていませんが、十分に演奏可能です。どのソナタも生き生きとした魅力があふれていますから、これからますますファンが増えるでしょう。
なお、楽譜サイト IMSLPではハラッハ・コレクションでの収録順と異なる番号づけをしていますが、RJPでは収録順のナンバリングで出版することにしました。
収載曲
[1] レオナルド・レオ アルトリコーダーソナタ 第3番 ニ短調
作曲: レオナルド・レオ
商品詳細
発売日 |
2020/2/1 |
JAN |
4571325248607 |
ISBN |
9784862668615 |
楽器 |
リコーダー |
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