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RP ヴァレンタインアルトリコーダーソナタ イ短調 作品2-9
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★冊子 ・スコア冊子(曲目解説、アルトリコーダー運指表つき) 12ページ ・別冊リコーダーパート譜 4ページ ★付属CD 内容 (1)各楽章の伴奏 (2)伴奏にリコーダー演奏を合わせた演奏例 (3)各楽章につき(1)と異なるテンポによる伴奏をいくつか収録 (4)「バロックピッチ(A=415Hz)」による伴奏 ※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(デジタルサンプリング音源使用) ★収録曲の難易度(指回り難度) 第1楽章 B2 第2楽章 C1 第3楽章 B2 第4楽章 C2 ★解題★ 「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)とチェンバロまたはヴィオローネによる通奏低音のためのソナタ 作品2」(Sonate di flauto a solo col basso per il cimbalo o violone /Roberto Valentine Inglese opera seconda) は、12曲から成り、1708年ごろにローマで出版されました。 さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。 ★解説★ 4つの楽章から成っています。規模は大きくありませんが、筆の冴えがすばらしく、珠玉のような名品とは本作のような作品を言うのでしょう。 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の3拍子です。付点のリズムも三連符も出てきてリズムが多彩ですが、それよりも途中の転調(ホ短調→ハ長調)がハッとするほど美しくて魅せられます。 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子です。八分音符による同音連打、16分音符の音階といったモチーフを駆使してスピード感のある音楽をくりひろげます。 第3楽章は、 調号はイ短調(つまり調号なし)のまま変わっていませんが、ホ短調で始まりホ短調で終わります。途中はニ長調やト長調への転調はありますが、一度もイ短調(この作品の基本的な調)には行きません。哀切な調べ。 第4楽章は8分の6拍子のジーグで、アレグロと指定されています。切れ味の鋭いテーマで始まり、目の覚めるような分散和音のひらめき、よく歌う音階的な進行など、冴えた内容の音楽が続きます。 R. ヴァレンタイン ~~本場イタリアで成功した英国人~~ ロバート・ヴァレンタイン(1671年ごろ~1747年)は、イギリス人なのに音楽先進国イタリアで成功しためずらしい音楽家です。当時のイギリスは「お金はあるが音楽家は不足」だったため、主にイタリアから音楽家を招いて不足を補っていたのですから、これは快挙だったことでしょう。 イギリスのちょうど真ん中あたりにあるライセスターという町に生まれました。彼の一家はオルガニストを多く輩出し、19世紀に至るまでこのあたりの音楽シーンに大きな役割を果たしたそうです。ヴァレンタインの修行時代のことはよくわかっていませんが、とにかく18世紀になるかならないかのころに、二十歳そこそこのヴァレンタインはトーマス・サムウェル卿の支援を得てイタリアに赴き、ローマを中心に、リコーダー奏者・オーボエ奏者として30年ほども活躍しました。それとともに、主としてリコーダーのための作品集もローマやアムステルダムでたくさん出版し、それらの作品集は彼が帰国する1731年までにはロンドンでも全て出版されていたという人気ぶりでした。また当時の愛好家が手書きで筆写した楽譜集で、ナポリの作曲家の作品ばかりを集めてある中にヴァレンタインのコンチェルトを1曲収めてあった例があり、このことから、ヴァレンタインはナポリでも何らかの活動を行ったことがあるのではないかと考えられています。 このようにイタリアで活躍したヴァレンタインは、イタリアに傾倒するあまりかイタリアふうに「ロベルト・ヴァレンティーニ」と名乗っていました。しかし、イギリス人としての誇りも失っていなかったようで、彼がローマなどで出版した楽譜では名前の後に Inglese(英国人)と付記してありました。 ヴァレンタインは1747年にローマで亡くなったとみられています。 ※ 以前、生没年や死去した土地を「1680年ごろ~1735年ごろ英国で」としていましたが、新しい研究成果に基づいて訂正しました。 (2016年8月6日)
収載曲
[1] ヴァレンタイン アルトリコーダーソナタ イ短調 作曲: ヴァレンタイン
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商品詳細
発売日
2020/2/1
JAN
4571325248683
ISBN
9784862667632
楽器
リコーダー
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