リコーダーJP
RP テレマン アルトリコーダーソナタ ニ短調 TWV41:d4
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★スコア冊子・・・A4サイズ 16ページ
・曲目解説
・アルトリコーダー運指表
★別冊リコーダーパート譜 8ページ
★付属CD 内容
(1)各楽章の伴奏
(2)伴奏にリコーダー演奏を合わせた演奏例
(3)各楽章につき(1)と異なるテンポによる伴奏をいくつか収録
(4)上級者向け「バロックピッチ(A=415Hz)」による伴奏
※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(電子楽器を使用)
★収録曲の難易度(指回り難度)
第1楽章 B3
第2楽章 C1
第3楽章 B2
第4楽章 C1
ソナタ ニ短調(音楽の練習帳より)
★解題★
ハ長調のソナタと同じく、「音楽の練習帳」に収録されたリコーダー独奏曲です。ともするとヘンデルやバッハに比べて音楽の底が浅いように言われがちな(またそれは確かに当たっている面もある)テレマンですが、この曲などは、「そうでもないぞ、こんなに立派な曲もあるのだから」という実例になりそうな、たいそう規模が大きくて中身も濃い逸品です。
そもそも演奏して楽しむ分にはテレマンの「軽い」作品もすべて楽しいものであって、バッハやヘンデルになると逆に立派すぎてやる方も大変、という面があります。その意味では、このニ短調ソナタは、テレマンにしてはずいぶん深刻な内容をじっくり語ったような趣があって、気軽に演奏して楽しむには少々重過ぎると感じるほどです。
★解説★
4つの楽章から成っています。
第1楽章は「アフェトゥオーゾ」と指定されていますから「愛情深く」演奏することになります。冒頭すぐから、ピアノからピアニシモになり、そして突然フォルテに、という指定が何度も出てきます。リコーダーでこんな表現をせよというのはたいへん難しいことですが・・・。テレマン自身は表現できたのだとしたら、よほどの名人だったのでしょう。
第2楽章はプレスト(急速に)で、ひたひたと進む切れ味のいい曲想です。テレマンらしいアクロバティックなかっこいいフレーズもたくさん出てきて、うまく吹ければとても気分のいい音楽です。
第3楽章は「グラーヴェ」(厳粛に、荘重に)と指定されていますから、ゆっくりしたテンポで重々しく演奏することになります。 短くて、第4楽章への序奏のような役割を果たす楽章ですが、とても叙情的で、すてきです。
第4楽章は、第3楽章から休みなく続けて演奏されます。アレグロの8分の9拍子で、たえ間なく8分音符がかけめぐります。情緒的には厳しい表情を持っていますが、おどるような調子の良さやユーモアもあり、また構成も非常にがっちりした立派なもので、たいへんよくできた音楽です。
G. P. テレマン
~~家庭音楽の大家~~
★当時人気最高の作曲家★
ゲオルク・フォリップ・テレマンは、バッハやヘンデルと同世代の作曲家で、存命のころはバッハやヘンデル以上に有名で人気があった作曲家だったそうです。
また、テレマンはなかなかのアイディアマンでもありました。「メトーディッシュゾナーテン(装飾範例つきソナタ)」などと呼ばれている作品集は、華麗な変奏・装飾のテクニックをアマチュアが身につけるために、普通の楽譜とともに、作曲者自身が変奏・装飾の例をつくって、併記してありました。これによって、アマチュア奏者が変奏・装飾のコツを身につけられるようにという配慮だったわけですね。あたたかみがあってわかりやすい作風とともに、そんなところにも人気の秘密があったのかもしれません。
★リコーダー曲の作曲家としてのテレマン★
テレマンはたいへんたくさんの家庭用音楽を書き残した人ですから、当然、当時の代表的な楽器のひとつであったリコーダーを用いる作品もたくさんあります。テレマン自身、リコーダーを独習してじょうずに演奏した名人であったらしいですから、なおさらです。いろいろなほかの楽器と組み合わせた曲(トリオソナタや協奏曲など)も多数あるなか、チェンバロ伴奏で演奏できる本格独奏ソナタということになると、7曲ぐらいになるようです。
※後記 その後「ソナチネ」ハ短調・イ短調の楽譜が発見されましたので、これを加えると9曲になります。
また、通奏低音をともなわないリコーダー二重奏の名作もたくさんありますし、無伴奏の独奏ファンタジー(フルート用)もよくリコーダーでも演奏されます。
収載曲
[1] アルトリコーダーソナタ ニ短調 TWV41:d4
作曲: G. Ph. テレマン
商品詳細
発売日 |
2020/1/1 |
サイズ |
A4 |
ページ数 |
16 |
JAN |
4571325248836 |
ISBN |
9784862667755 |
楽器 |
リコーダー |
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