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RP コートヴィル アルトリコーダーデュオソナタ第2番ト短調

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RP コートヴィル アルトリコーダーデュオソナタ第2番ト短調

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★構成
  本体冊子・・・A4サイズ 12ページ
   ・スコア(パート譜の1冊を兼ねる)
   ・曲目解説
   ・アルトリコーダー運指表
  別冊パート譜(内容はスコア)
  マイナスワンと演奏例を収録したCD(CD-Rメディア使用)

 ★ 収録曲難易度(指回り難度)
  ・第1楽章 Adagio
  ・第2楽章 Poco Largo
  ・第3楽章 Grave
  ・第4楽章 Vivace
  ・第5楽章 Largo B2
B3
B1
B3
B2


1700年ごろアムステルダムでRogerにより出版された「14のソナタ」という曲集に、フィンガー(6曲)やペジブル(2曲)の作品とともに収録された6曲の無伴奏デュオソナタのなかの第2曲です。


★解説★

 全体に派手さはあまりありませんが、味わい深い二重奏曲です。指づかいの難しいところはほとんどありませんが、リズムのからみ方などが独特で、アンサンブルの面白さは存分に味わえます。

 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。渋い雰囲気の曲ですが、リズムの組み合わせを含めて2本の絡み方がよく工夫されていて面白く書かれています。

 第2楽章はポコ・ラルゴ(やや広々と)、4分の3拍子。第1リコーダーが示したテーマを2小節遅れで第2リコーダーが模倣して始まり、以下、このような呼応を軸に音楽を進めます。

 第3楽章はグラーヴェ(重々しく)、2分の3拍子です。足取り重く始まりますが、音楽が進むにつれてやや動きのあるリズムが取り入れられていて、意外にリズミックな面白さのある曲です。

 第4楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)、4分の4拍子で、遅めのテンポを示唆するような指定が多い中、唯一のスピード感ある音楽です。半音階的に下がっていく対旋律に乗って進む同音連打の多い活気あるテーマが魅力的。

 第5楽章はラルゴ(広びろと)、4分の4拍子です。2本のリコーダーが1拍ずつ交互に音を置きながら始まり、軽妙に引き締まった終曲になっています。


  <R. コートヴィル>
  ~~長生きした英国のオルガニスト~~

★コートヴィルについて★

 ラファエル・コートヴィル(1676ごろ~1772)は、イギリス生まれのオルガニスト・作曲家です。少年時代から聖歌隊に属して歌っていましたが、やがて聖ジェームズ教会のオルガニストに任用され、80年にわたってその職にあったといいます。

 作曲作品としては、プレイフォードなどから出版された曲集に収められたいくつかの声楽曲のほか、オランダ、アムステルダムのロジャーから出版されたアルトリコーダーのための6曲の無伴奏二重奏ソナタが知られています。ほかに、ヘンリー・パーセルら何人かの作曲家と共同で、歌劇「ドンキホーテ」の作曲に携わったと伝えられています。


★コートヴィルの無伴奏デュオソナタ★

 コートヴィルが残してくれた無伴奏デュオソナタには、二重奏の楽しさがぎっしりと詰まっていいます。どちらかといえば地味で渋い作風ですが、それだけに味わいは細やかで、派手さはないかわりに飽きの来ない、長きにわたって愛奏されるにふさわしい作品たちだと言えるでしょう。

収載曲

[1] R. コートヴィル アルトリコーダー デュオソナタ 第2番 ト短調
  作曲: R. コートヴィル

商品詳細

発売日 2020/3/1
JAN 4571325248843
ISBN 9784862667762
楽器 リコーダー