リコーダーJP

RP テレマン アルトリコーダーソナタ ヘ短調TWV41:f2

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RP テレマン アルトリコーダーソナタ ヘ短調TWV41:f2

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★ リコーダー音楽の最高峰、ドイツバロックの巨星テレマンのアルトリコーダーソナタです。


 G. Ph. テレマン アルトリコーダーソナタ へ短調 TWV41:f2


★定価・・・1800円+税

★スコア冊子・・・A4サイズ 12ページ
  ・曲目解説
  ・アルトリコーダー運指表

★別冊リコーダーパート譜 4ページ

★付属CD 内容
  (1)各楽章の伴奏
  (2)伴奏にリコーダー演奏を合わせた演奏例
  (3)各楽章につき(1)と異なるテンポによる伴奏をいくつか収録
  (4)「バロックピッチ(A=415Hz)」による伴奏
   ※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(電子楽器を使用)

★収録曲の難易度(指回り難度)
  第1楽章 B3
  第2楽章 C3
  第3楽章 B1
  第4楽章 C1
  
  
★解題★

 「忠実な音楽の師」に収録された有名なヘ短調ソナタ(リコーダーJP製品の品番ではRB-007)とは違う、「もうひとつのへ短調ソナタ」であるこの曲は、テレマンの生前にはおそらく出版されなかったものです。残っているのはたった1冊の手書きの楽譜で、現在はブリュッセルのコンセルヴァトワール(国立音楽院)の図書館に保管されているとのことです。少し規模が小さいので「小へ短調」と呼んだらどうでしょう。

  そして、これはテレマンが完全に仕上げる前の草稿だろうと思われます。というのは、ひとつには低音に数字が書かれていません。ですからこのCDブックの伴奏の制作にあたっても「数字なし低音」(笑)によるしかありませんでした。また、第4楽章「ジーク」において、同じようなメロディーなのに、1度目に出てきたときと2度目に出てきたときとでアーティキュレーションやリズムが違っていたりしています。もっとも、こういうことは作曲者の意図したものであった可能性もありますが、自分用のメモだからいい加減に書きつけておいた結果である場合も含まれていそうです。こういう場合、個々の個所をどう解釈するかはたいへん難しい判断になります。リコーダーJP版の楽譜ではいちおうの案を示してありますが、「残っている手書き譜ではこうなっている」ということを注記してあります。


★解説★

 曲は4つの楽章から成っています。

 第1楽章は「アダージョ(ゆっくりと)」2分の2拍子。細かく休符をはさみながら小味に歌い継いでいく感じは、テレマンらしい語り口です。こまかな音符を使った切迫感のある表現がたくみです。

 第2楽章は「アレグロ(快活に)」の4分の3拍子。冒頭、リコーダーのメロディーに重ねて特徴あるリズムのモチーフが低音で奏でられます。この曲のテーマはこのふたつのモチーフが常にセットで鳴るもので、それぞれが笛に出て来たり低音に出て来たり、何度も交代して奏でられます。気が利いていて調子のいい音楽。後半に16分音符が連続する個所がいくつもあり、ここだけはかなりさらわないと演奏が難しいと思います。

 第3楽章は再び「アダージョ」で2分の3拍子ですが、4分の6拍子の感じが常に匂わされたり同時に重ねられたりすることによって、なかなかユーモラスで面白い音楽になっています。

 第4楽章はジーク。弱起になっているのがちょっと感じにくくて、慣れるまでとまどうかも知れません。しかし演奏はさほど難しくないと思います。ソツなく構成されていますし楽しい曲ですが、やや小粒な印象は否めないところで、もしかすると「もっと手入れして長い曲にふくらませる予定のメモ」だったのではないか、という想像を私などは捨てきれません。皆様はどうお感じでしょうか。
 
 
G. P. テレマン

~~家庭音楽の大家~~


★当時人気最高の作曲家★

 ゲオルク・フォリップ・テレマンは、バッハやヘンデルと同世代の作曲家で、存命のころはバッハやヘンデル以上に有名で人気があった作曲家だったそうです。

 また、テレマンはなかなかのアイディアマンでもありました。「メトーディッシュゾナーテン(装飾範例つきソナタ)」などと呼ばれている作品集は、華麗な変奏・装飾のテクニックをアマチュアが身につけるために、普通の楽譜とともに、作曲者自身が変奏・装飾の例をつくって、併記してありました。これによって、アマチュア奏者が変奏・装飾のコツを身につけられるようにという配慮だったわけですね。あたたかみがあってわかりやすい作風とともに、そんなところにも人気の秘密があったのかもしれません。


★リコーダー曲の作曲家としてのテレマン★

 テレマンはたいへんたくさんの家庭用音楽を書き残した人ですから、当然、当時の代表的な楽器のひとつであったリコーダーを用いる作品もたくさんあります。テレマン自身、リコーダーを独習してじょうずに演奏した名人であったらしいですから、なおさらです。いろいろなほかの楽器と組み合わせた曲(トリオソナタや協奏曲など)も多数あるなか、チェンバロ伴奏で演奏できる本格独奏ソナタということになると、7曲ぐらいになるようです。

 ※後記 その後「ソナチネ」ハ短調・イ短調の楽譜が発見されましたので、これを加えると9曲になります。

 また、通奏低音をともなわないリコーダー二重奏の名作もたくさんありますし、無伴奏の独奏ファンタジー(フルート用)もよくリコーダーでも演奏されます。

収載曲

[1] 【アルトリコーダーソナタ へ短調 TWV41:f2】
[2] 第1楽章
  作曲: ゲオルク・フォリップ・テレマン
  グレード: B3
[3] 第2楽章
  作曲: ゲオルク・フォリップ・テレマン
  グレード: C3
[4] 第3楽章
  作曲: ゲオルク・フォリップ・テレマン
  グレード: B1
[5] 第4楽章
  作曲: ゲオルク・フォリップ・テレマン
  グレード: C1

商品詳細

発売日 2020/8/1
ページ数 12
JAN 4571325249468
ISBN 9784862668233
楽器 リコーダー