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SR-128 レオナルド・レオ ソナタ集 第2巻

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SR-128 レオナルド・レオ ソナタ集 第2巻

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ソナタ 第4番 ヘ長調

★解題★

 オーストリアのハラッハ伯爵(ナポリの副王を勤めた音楽好きの貴族)のコレクションのなかに、レオナルド・レオのリコーダーソナタ7曲の写しが含まれていました。本作はそのなかの4番目の曲です。


★解説★

 緩急緩急の4楽章構成。第3楽章ラルゴはイ短調で書かれています。

 第1楽章はラルゴ(広びろと)、4分の4拍子です。32分音符による細かな動きで音の刺繍をくりひろげていきます。終わり近くに、独特の「立ち止まった感」のある表現が登場します(これは第4楽章にも出てきます)。最後は半終止で第2楽章に続くように終わります。

 第2楽章はアレグロ・アッサイ(非常に快活に)、2分の2拍子です。活発に運動する、推進曲の強い音楽で、明快なわかりやすいテーマを扱っていきます。形式的には、のちに発達するソナタ形式を先取ったような構造をしていますが、第2主題部分はあまりはっきりしていません。

 第3楽章は、再びラルゴ・4分の4拍子で、イ短調の短い楽章です。16分音符の歩みで切々と語っていきます。

 第4楽章は8分の3拍子の舞曲ふうの音楽で、再びアレグロ・アッサイと指定されています。「立ち止まった感」のある箇所は前半に出てきます。(「よく意味のわからないモチーフを2度繰り返す」というだけのことなのですが。)かろやかな楽しさのあふれる終曲です。
 
 
 
 ソナタ 第5番 ヘ長調
 
 ★解題★

 オーストリアのハラッハ伯爵(ナポリの副王を勤めた音楽好きの貴族)のコレクションのなかに、レオナルド・レオのリコーダーソナタ7曲の写しが含まれていました。本作はそのなかの5番目の曲で、旋律の造形がくっきりした、魅惑的な作品です。


★解説★

 4つの楽章から成っています。

 第1楽章はラルゴ(広びろと)、4分の4拍子で、朗々と声を張り上げたかと思うと、すぐに細かなリズムの旋律に移り、やや独特な前打音を多用したモチーフを経て、いったん終止カデンツになります。続いてうっとりするような美しいゼクエンツの音楽をくりひろげたかと思うと、もう1度前打音に特徴のあるモチーフによって収束に入ります。最後は属和音で、つぐに次の楽章を呼び込むようになっています。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、2分の2拍子です。すばしこい感じの速い動きを含む明快な感じのテーマによって始まり、以後、ずっとテーマの音型を扱いながら音楽を進めます。前半部・後半部にわかれており、それぞれに繰り返しが行なわれる構成ですが、前半部は途中から短調に傾きがちになって、イ短調でしめくくられています。後半部はイ短調に始まって、短調を基調としてテーマの展開を行い、やがてヘ長調でテーマが再現されると、はなやかに盛り上げて楽章をしめくくります。

 第3楽章はラルゲット(やや広びろと)、4分の3拍子で、ニ短調で書かれています。付点のリズムを用いた、少しわびしげなテーマを扱い、やがて「ナポリの6」の和音を効果的に用いてクライマックスを築いて、フリギア終止で第4楽章を呼びながらしめくくります。

 第4楽章はアレグロ・アッサイ(極めて快活に)、4分の2拍子です。軽妙なテーマに始まって、エコーの効果を用いながら音楽を進めます。ヘ長調で始まりますが、前半の途中でハ長調に転じて新しいテーマを導き入れ、颯爽と音楽を進めて前半をハ長調でしめくくります。後半はハ長調でテーマを奏することから始まりますが、ト短調を中心とした展開部に入ります。そして、フェルマータによってひと区切りをつけてからテーマを再現し、第1楽章と同様、はなやかな盛り上がりのなか曲を締めくくっていきます。
 

商品詳細

発売日 2021/4/1
JAN 4571325250334
ISBN 9784862669452
楽器 リコーダー